■ 安心のライフプラン ■
定年退職後の人生はまだまだ長く、お金を中心としたライフプランを考えるのは必須です。
私のファイナンシャルプランナーとしての知識をもとに、ライフプランについて、できるだけ分かりやすく解説します。
話題の映画のPLAN75を見てきて、色々考えることがあったので紹介します。 今回の映画は、カンヌ映画祭で特別賞を受けた話題作で、舞台を日本の近未来に設定し、75歳になれば生死を自分で選べる制度がある日本を描いたものです。 少子高齢化が一層進み、高齢…
投資や資産形成のお話で、いかに資産を作るかという投資本はたくさん出ていますが、定年後に「いかにお金をうまく使って人生を充実させるか」といったことはあまり語られていません。 豊かなシニアライフを目指すこのブログでは、定年後のお金の使い方につい…
定年後、終活はまだ早いけどちょっと気になる遺産相続の話。 最近、法律が改正され自筆証書遺言の作成が簡単になったという話を聞き、自分でも挑戦してみたところ、費用も格安で簡単でした! 自分の死後に、遺族がお金を巡って争う、いわゆる争続が多発して…
これまでありそうでなかったものが、証券会社による定率の取り崩しサービスです。 楽天証券が始めた新しいサービス、「投信定期売却サービス」を例に、私のような定年退職者が「運用しながら取り崩す」場合の投資戦略を解説します。 取崩し方法は3種類 「定…
定年後に、生活水準を落とすことなく家計支出を劇的に改善する方法として、郊外移住を紹介します。 定年後に過剰な節約でみじめな生活はしたくないはず、現役時代とちょっと発想を変えれば豊かな老後生活が待っています。 家計費の中でも、住居費は最大の固…
「在職老齢年金制度」の見直し議論が、決着をしたようです。 不公平だという批判はありますが、60から64歳の世代の厚生年金受給者はこれまでに比べて有利なお得世代になる可能性が高くなりました。 今回記事の対象で最も得をするのは、特別支給の老齢厚生年…
『入るを量りて出ずるを制する』という言葉がありますが、定年後の生活こそ計画的に送りたいもので、そのために必要なのがライフプランとマネープランです。 お金に関しては、老後2000万円が必要だとか数字だけが一人歩きしていますが、人生は人それぞれです…
私たちが安心して老後を過ごすためには、お金のことや社会保障のことを真剣に考えなければいけません。 今回、自分のこれからの年金・医療・介護を考えるにの役立つ資料を見つけたのでご紹介します。 1. 信頼できるのはマスコミより公文書 2. 全世代型社会保…
配偶者が亡くなった後に遺族の生活が困窮しないための保障として遺族年金の制度があります。 遺族年金の制度は「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2階建てになっています。亡くなられた方の年金の納付状況などによって、いずれかまたは両方の遺族年金が受…
老齢厚生年金とは、働きながら厚生年金を受け取ると、給料と厚生年金の額次第で、一部年金をカットされる制度です。働くシニアには嬉しくない制度ですが、厚生年金に入って働き続けることは将来の年金額増加に繋がり、働き損ではありません。また政府ではこ…
ベストセラーとなった、田村正之さんの著書「人生100年時代の年金戦略」を読みました。読みやすいうえに詳しく全世代向けに書かれている良書で、若いブロガーさんなどからも絶賛されています。 しかし定年退職前後の世代では、気をつけるべき点もあります。…
金融庁金融審議会の報告書が、大炎上しています。 老後は2000万円不足し、資産の取り崩しで対応が必要とのことですが、ある前提の元で事実に基づく単なる計算であって、何が問題かわかりません。 実際、2000万円ないと老後は迎えられないのでしょうか。そん…
人生100年時代というのは、LIFE SHIFT(ライフ・シフト)の著者である、リンダ・グラットン氏らが著書の中で提唱した言葉で、その強いインパクトから、幅広い世代に老後の不安を与えています。定年退職世代は、金融機関のセールストークに惑わされることなく、…
定年後の住民税非課税は、制度の歪みがもたらす幸運=黄金の羽根です。 夫婦二人で親一人を扶養しているとして、年金額が年間246万円以下なら可能性があります。 国や自治体の福祉などの助成制度は、住民税非課税世帯を対象にするものが多いため、住民税非…
悠々自適というというかつての定年退職者のイメージは大きく変わりました。平成の間に寿命は5年伸び、退職金は1000万円下がりました。これからは自分で考えながら定年退職ライフを作っていかないといけない時代です。 少子高齢化の問題を抱える年金も、自分…
定年後は、稼げるお金が限られているため、退職金などを大切に運用しながら取り崩すのが重要です。そんな時シミュレーションを簡単にできるツールがインターネット上にあります。金融機関のファイナンシャルプランナーに相談する前に、自分で簡単にできるこ…
定年後、いつかは迎える人生の最後は、なかなか思うようになりません。その不確実性がシニア世代の資産運用を難しくしていますが、少しの準備で大きく状況を改善できます。金融資産を取り崩しながら運用する、金融資産をシンプルにするなど少しだけ準備を始…
ファイナンシャルプランナーとしての知識を生かして、定年退職するサラリーマン向けに「お金の10回講座」を始めました。 第1回は、「定年退職者が狙われていることを知るべし」です。 具体的な資産運用を始める前に、まず自分の立ち位置をはっきりさせること…
超高齢社会において誰もが抱える介護のリスク。 生命保険文化センターの調査によれば、一時的な費用は平均で約80万円、月々の費用は約7.9万円で、介護を行なった期間は、平均4年11ヶ月となってます。 年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合は、年齢…
2018年8月から、高額療養費制度が一部改正になり、これまで自己負担の上限額が一律だった70歳以上の「現役世代並み所得者」は、課税所得で3つに区分されました。 690万円以上の課税所得があれば、1カ月に100万円の医療費がかかった場合、変更前は約8万7千円…
今年も厚生労働省から、簡易生命表が発表されました。 私はファイナンシャルプランナーなので、ついついお金の面だけで今後を考えるのですが、一度しかない人生はもっと考えることがあります。 2017年簡易生命表 0歳の平均余命である「平均寿命」はとても有…
定年退職世代に決断が迫られているのが、何歳から年金をもらうかということです。 一度受取りの手続きをすると、変更や取り消しができません。 政府は今、年金を繰り下げることを奨励しようとしています。 65歳から満額の年金がもらえるというのが今の標準で…
定年後はこれまでもサラリーマン生活を忘れ、新しいことにもチェレンジしながら、ワクワクと暮らしたいと思いませんか。 子供の頃、遠足の前の日にワクワクした気持ちをもう一度取り戻しましょう。 定年後に、ワクワクと暮らすために必要なのはたった三つの…
定年退職すると、その後どういう生活が待っているのか不安がいっぱいだと思います。 個々人の将来の生活はわかりませんが、政府などの各種データを基にざっくりと「平均的にはこんなふうに暮らしている」という等身大の老後の姿を描き出してみました。 暮ら…
総務省家計調査によれば、夫65歳以上妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯の月額支出は、267,546円です。実際にそれで暮らしているわけです。 リタイヤ後は、メインの収入が公的年金の方が多いともいます。 厚労省によれば、夫婦2人分の厚生年金+老齢基礎年金の標…
明日、死ぬ人にとっての10,000円と、あと60年生きる人の10,000円に価値の違いです。言うまでもなく、間もなく死ぬ人にとって価値のあるのは、家族の優しい声かけなどお金で買えないもので、お金はもう要りません。 つまり、お金は人生の終わりが近づくと、ど…
シニアこそお金をもっと使わないと、高齢者の人生も、若者が生きていく社会もだめになりかねません。定年後は趣味を見つけお金を使って、豊かな生活をのびのびとアクティブに送りましょう。 そしてその姿を若者に見せて、若者たちから憧れられるようにするべ…
政府が「経済財政運営と改革の基本方針2018」いわゆる「骨太の方針2018」を閣議決定したのですが、定年退職世代にとっては、医療や介護の負担増が気になる一方、高齢者の働き方など前向きな記述も多く、大変気になる文書です。 骨太の方針の性格上、おそらく…
定年退職世代にとって、今後ますます重要になる社会保障の財源が確保できるのか、日銀に出口はあるのか心配になってきます。 とりわけ定年退職世代に関心の深い年金の受給開始時期や金融資産の運用について、今後の財政悪化にどう備えるのか考えてみました。…
「人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実」という本を読みました。 著者の山崎元さんは、金融業界の人ではありますが金融業界の代弁者ではなく、珍しく個人の立場に立った論評されている人気の経済評論家です。 山…