ブログ開始から1ヶ月
2018年3月29日、定年退職を契機に、わたしはこのブログとtwitterをはじめました。
それまで公務員として窮屈な思いで働いていたことも有り、いきなり実名・顔出しで、日々思うことを書き始めました。
ブログは同世代の人たちにエールを送るべく、定年退職前後のサラリーマンにターゲットを決めました。
以前に取得したファイナンシャルプランナーの資格を活かし、お金やライフプランなどを中心にブログを書き始めました。
最初はなかなか筆が進まず、四苦八苦しながらも、一日1記事を書くうちに、ついに1ヶ月を迎えました。
民間企業でもそうでしょうが、組織の中から外に自分の意見を発表するのは難しく、いま話題の忖度が重んじられる世界からの脱出です。
それまでもtwitterなどSNSを利用していましたが、情報収集が専門でインフルエンサーと言われる人たちに憧れを抱いていました。
38年間積み上げたキャリアも、所属する団体の肩書も関係のない、一人のブロガーとして自由な世界へ羽ばたいた、そんな気持ちでした。
得たもの=よろこび
ブログを始める前の喜びといえば、仕事で上司から褒められること、顧客から仕事を評価されること、家族から尊敬されることなど、リアルに目の前にいる人との関係で得てました。
ブログを書き始めて、まだまだアクセスもわずかしかない状態ですが、ブログを毎日書き、書いた記事をtwitterで発信する中、わずかながら反応をいただけるようになりました。
リアルに目の前にいない人からの評価は、遠慮や深慮遠謀、忖度とは無縁の世界でピュアな反応でした。
特に、ブログ記事の内容や書き方について「きれいなブログ」「ターゲットがはっきりしている」など、わたしの苦労した点を評価したコメントを頂いたときは、涙がでるほど嬉しかったです。
情報インプットの習慣化
組織の中で仕事をしていると、いやでも情報が飛び交い、過剰とも言える情報が先方からやってきます。
でもブロガーは、自分から情報に近づかないとインプットがありません。そのためリアル&ネットの情報に敏感になりました。
見るもの見るものが気になる
わたしは定年退職したとはいえ、まだ神戸のポートアイランドという人工島で少し働いていおり、ポートライナーという新交通システムで通勤しています。
これまでも毎日同じ景色を見ていたはずなのに、外の景色や乗車する人を観察する視点が変わりました。
例えば神戸港にはよくクルーズ船がやってきます。
これまでは「大きな船だな」「きれいだな」くらいの感想だったのが「乗船している人たちはどんな世代だろう」「多額の乗船料を払えるシニアと港で働く人たちの格差はどうだろう」など、興味の奥行きがどんどん広がります。
陳腐な言葉ですが、知的好奇心が刺激されるのです。
失ったもの>なにもありません
ブログを書くのに時間がかかるので、何かが犠牲になるかと当初は思っていました。
実際には他の仕事を効率を上げて片付け、ブログに集中するようになりダラダラと時間を過ごすことがなくなりました。
定年退職直後にブログを始めていなければ、時間を持て余して不健康な生活を送っていたのではないかと思うとゾッとします。
学んだもの=ブログの書き方・心構え
ブログをはじめるにあたって先人のブログなどを参考にはじめたのですが、一番参考になったのは、イケダハヤト氏(@IHayato)の「ブログ運営の教科書」というnoteでした。
noteは本ではないですが、ノウハウが詰まった分厚い(?)内容で、通常の本以上に参考になりました。
ブログは筋トレという彼の言葉を信じて毎日書いてきました。
本は完成形で出されますが、noteはその後も内容を改定できるあたりは、ちょっと未来を感じました。
アフィリエイトやSEO
アフィリエイトについても、少しずつ知識を得ています。
物書きというと印税を主な収入とする小説家しか想像できなかったのが以前のわたしです。
いまはインフルエンサーと言われる人たちが「ブログで食べていける」ということがどういうことか、メカニズムが理解でき始めています。
これまでなら人のブログを読むときの邪魔者でしかなかった広告が、ブロガーと読者のWin-Winを作り出す仕掛けであることもわかってきました。
わたしもこの先どうなるかわかりませんが、多くの PV をいただいて月数万円の小遣いが稼げるようになればいいなと思っています。
これから
「定年ゴジラ(重松清)」「終わった人(内館牧子)」などの定年本を読むと、定年退職世代には、もののあわれとも言うべき独特の感情があるように思います。
サラリーマンにとって、定年退職という節目は重く大きいです。
自分の気持ちをブログの形で外にだすことで、自分自身の感情を鎮めると同時に、共感できる仲間ができればと思います。
いまはブログを通じた、友人づくり・仲間づくりが一番の希望です
評価経済というバズワードは、知ってましたが、ブロガーの仲間入りをすることでまだ見ぬ新しい経済を垣間見てみたいと思います。
まだまだ駆け出しですが、これからもコツコツとブログを書いていこうと思います。2ヶ月後3ヶ月後そして1年後もこのブログを書き続けていたいと思います、ぜひ多くの人に見て頂きたいと思っています。