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【定年退職まで3年】退職前にしておくことは「お金の勉強」です

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職FPです。

定年退職が近づいてきたあなたにとって、退職までにしておくことは「会社の仕事の集大成」ではなく、第2の人生を有意義に過ごすための「お金の勉強」です。

なぜ3年前なのか、何をどうすればいいのかをお話します。

 

+++もくじ+++

 

定年3年前は仕事の見切りの時期

定年退職後を3年後に控えた「あなた」、会社の第一線でバリバリと仕事をされていることと思います。

日本の会社は年功序列が強いので、定年前3年でも多くの方々は部長や課長と言った肩書で会社の重要な仕事を任されていると思います。

日々会社の仕事に精進していると、なかなか定年後の自分の姿が思い浮かばないかもしれません。

実は今年定年退職したわたしも、57歳のときは仕事一途でした。

ただ取締役になる方などを除けば、あなたの会社員としての寿命はもう間もなく尽きようとしています。

そのことを自覚し、セカンドライフを考え準備を始める時期です。

 

会社員として先が見える3年前

会社はあなたのことを期待していると思っているでしょうが、実はもうあなたには期待していません。

それが証拠に会社に新たに入れる技術の研修会や長期を見据えたプロジェクトに呼ばれなくなっているのではないでしょうか。

早くから自分の立ち位置に気がついて、退職前から定年後のことを考えましょう。

 

最終コーナーを回りながらゴールの先を見る

定年退職3年前のあなたは、いわばトラック競技の最終コーナーを曲がっているところです。

3年先には定年退職というゴールが見えています。

「ゴールに向かって全力で駆け抜けたい」そういう気持ちはよくわかりますが、少し先に思いを巡らせましょう。
サラリーマン人生のゴールはすぐそこにありますが、あなたの人生はまだまだ長いです。

男性の平均寿命は81.09歳、女性の平均寿命は87.26歳です。

ゴールだと思っていた定年退職の先には、今までの全力疾走からジョギング程度にペースダウンして走るもう一周のトラックがあります。

それを不安なく走るためには、早めから定年後のための知識を蓄えることが重要です。

特にお金に関して言うと「知っていることで得をすること」「知らないで損をすること」が非常に多いです。

ゴールの向こうにある第二の人生を充実したい有意義なものにするために3年前からお金の勉強を始めましょう

 

定年後不安のトップ3を認識する

定年後の不安を煽るようなタイトルの雑誌がたくさん出ていますが、定年後の不安は「必要な生活費」「退職金の資産運用」「そして自分の健康がどうなるか」というその三つに集約されます。

それぞれについてしっかりと勉強して知識を得ておくことで、大きな不安なく定年退職を迎えることができます。

 

退職後に必要な生活費

老後の生活費については誤解があるかもしれませんが、サラリーマンの場合には定年後の生活は過剰に心配することがありません。

総務省家計調査によれば、夫65歳以上妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯の月額支出は、267,546円です。

それに対してあなたがもらえる年金の見込額については、自宅に送られている 年金定期便を確認してもらえば分かるようにかなりの金額になっているはずです。

平均的な姿をお示しすると、厚労省によれば、夫婦2人分の厚生年金+老齢基礎年金の標準的な年金額は、221,277円とのこと。

定年後も、低賃金になっても仕事をするでしょうし、退職金を取り崩したりあるいは生活レベルを慎ましいものにすることで乗り切ることができます。
過大な生活費の不安は、金融機関がそれを煽って様々な金融商品を売るために誇張して言われているものです。

公的機関の信頼できる調査などの数字を知ることで、いたずらに不安を抱える必要はありません。

こんな記事も書いてます>定年退職後の生活費、本当はいくらかかるか知ってますか

 

退職金の資産運用

老後貧乏は心配しなくても資産運用は必要です

というのはインフレがあるからです。

現在物価上昇はわずかですが、今後はインフレが心配です。

またわずか1%2%のインフレだったとしても、10年20年と定年後の時間は長いので複利で効いてくるデメリットはとても大きいです。

たとえば2%の物価上昇でも、20年続けば実質的な価値は68パーセントに落ちてしまいます。

定年後の資産運用はお金を増やすためにはするものではありません。

むしろインフレから守ってその価値を保つためにするのが定年退職後の資産運用です。

いきなり定年後に投資デビューをして、損をした先輩を周りに見かけませんでしょうか。

是非これからの3年間を活かし資産運用について勉強をしましょう。

こんな記事も書いてます>退職金で投資デビュー。ファイナンシャルプランナーが教えるお金講座

 

健康(医療・介護)

定年後不安の3番目は健康にかかるものです。

人間も生物である以上、歳をとれば病気にもなりますし、最後は介護が必要になるかもしれません。

85歳以上の半数以上が認知症という現実からは目を背けたくなりますが事実です。

それについて、お金がかかりすぎて家計が破綻するのではないかと心配をして民間の医療保険などをたくさんかけている方も多いと思います。

しかしよくよく考えていただければ日本の社会保障制度はかなり充実していて、医療や介護にお金がかかったとしても、自己負担はそれほど大きいものではありません

例えば介護でも、平均すればどの程度の期間続くのか、どれくらいのお金がかかるかなど基本的な数字を知っておくだけでも、このような不安を持たないで定年後を楽しく迎えることができます。

こんな記事も書いてます>定年退職世代の疑問、介護に本当にかかる費用はいくら

 

お金の勉強は仕事しながらが効果的

 お金の勉強をしないといけないことが分かったとしても、勉強は定年後に時間をゆっくりとってやればいいと思っていませんでしょうか。

でも実はお金の勉強するのは仕事をしながらが効果的です。

 

仕事は経済情報の宝庫

まず仕事をしていれば、経済の状況、景気の動向あるいは日々起こる社会のニュースなどに毎日のように自然と触れ合っています。

それこそがお金の勉強の題材なのです。

またお金の勉強しながら仕事をすると、不思議なことに仕事の質も上がってきます。

最後の3年間を無事に過ごすためにも、仕事しながらお金の勉強をすることは相乗効果があると言えます。 

 

定年後に気がつく通勤定期のありがたさ

 少し寄り道になる話ですが、お金の勉強をするために都心に出て行って勉強会やセミナーに参加するにしてもお金がかかります。

通勤定期があるとありがたいというのは退職した人がみんな言うことです。

交通費というのは意外とバカにならないもので、通勤定期をもたせてもらったり、出張の機会があるうちに様々なところに行って勉強するのが適切だと思います。

 

お金の勉強に3年はちょうどいい長さ

若いときから投資をしていた人は別として、お金の勉強を始めるには3年前というのは適期です。 

 

退職金と年金額がほぼ確定

退職の3年前になると退職金と年金額はだいたいわかってきます。

年金については「ねんきん定期便」が自宅に送られてきています。

これを見れば60歳まで働いた時の年金額が円単位まで出ているので、それで将来の受給額が把握ができます。

ちゃんと見たことがない人もこれを機会にしっかり見て、将来の計画を立てましょう。

退職金については、会社の規定があるにしろ本当のところ自分がどの程度もらえるかなかなかわからないものです。

退職が近づいてくれば、最近退職した人の所に行っていろいろ話を聞いてみましょう。

退職をした人は、会社の後輩が訪ねてきてくれるのがとても嬉しいものです。

誰もが喜んで退職の経験談を話してくれるので、色々話を聞き、ついでに退職金についても聞いてみましょう。

こうして、大まかな退職金額と65歳以降の年金額が分かれば、退職以降のライフプランを立てることができます。

簡単なお金の知識があれば、退職金など退職時の資産を運用しながら、老後がどのように過ごせるのか思い磨くことができるでしょう。

 

知識プラス経験が大事なお金の勉強

 資産運用は、本を読んで知識を蓄えるのはとても大切ですが、それと同時に少額であっても実践してみることが大事です。

知識プラス経験がお金の勉強には大事なためです。
本やセミナーで知識を得たら、わずかな金額でいいので証券投資などを始めてみましょう。
本で読むのと違い僅かな投資金額であっても価格が変動する商品を持つのは、全く新鮮な経験です。

それによって、いきなり退職金という大きな金額を投資するのとは違い、3年間実績を積むことができます。

 

3年あれば相場変動を実感できる

 株式相場や為替相場などは日々変動しますが、3年あればかなりの市場変動を経験できます。

為替が円安になれば株はどう動くのか、米国が金利を上げれば為替はどうなるのかなど、そういった理屈が理解出来るようになり経済ニュースへの感度が高くなります。

もちろん経験は長いほどがいいのですが、3年というのはある程度必要な練習を積むにはいい長さです。

 

お金の知識があれば定年後は怖くない

 正しいお金の知識があれば、これまで述べたように定年後の不安を煽るような金融機関やファイナンシャルプランナーなどに惑わされることはありません。

 

銀行・証券会社の攻勢も怖くない

定年が近づいてくると、銀行や証券会社の人たちが「退職後特別プラン」や「退職者専用の特別な定期預金」のPRにやってきます。

お金の知識があれば、銀行・証券会社あるいはファイナンシャルプランナーなどが、どういう意図であなたに近づいてくるかよくわかるので対処ができます。

何も勉強しないままに退職金をもらってしまい、銀行や証券会社に相談に行くとコストの高い金融商品を買わされて痛い目にあうというのがほぼ定番コースになっています。

お金の知識があれば大きく損をすることはありません。

 

投資スタイルを決めればゆとりある定年後ライフ

 定年退職後は体力のある間に、海外旅行やスポーツなどを大いに楽しみたいものです。

お金の勉強が必要だとしても、定年後にそれをしながら株価ボードを見て一喜一憂するのは馬鹿げています。

3年間の経験を積んで、インフレに負けない程度かつリスクの小さい投資方法を学んでしまえば、実はそれほどすることはありません。

半年に1度ずつポートフォリオを見直してリバランスさえすれば他にやることはありません。

私がお勧めしているのはリスクの取れる範囲の金額を決めて、それを世界の株式市場の時価総額に連動するインデックスファンドに投資する、いわゆる「インデックス投資」と言われてるやり方です。

これで投資スタイルを決めてしまえば、資産運用はほとんど手間がかかりません。余った時間は旅行や趣味に活かし、充実した定年後人生を送りたいものです。

 

まとめ

 定年後の生活を不安なく過ごすために、定年3年前から「お金の勉強」をする大切さについてお話しました。

お金に関しては「知っていることで得をすること」「知らないで損をすること」が非常に多いです。

退職前にしておくことは「お金の勉強」です、ぜひ今日から、一歩を踏み出してください。

 

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