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【書評】人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職ブログです。

 

今日は「人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実」という本を読みました。

 

山崎さんの著書はこれまでもたくさん読んだのですが、「シンプルな」と書いてあるこの本は実はシンプルというよりも非常に内容の濃い本だったように思いました。

 

著者は冒頭でお金に関する三つの結論として、結論を先に書いています。

1 お金は人生の自由を拡大する手段だが、あくまでも手段にすぎない。

2 お金は淡々と合理的に扱うといい。

3 お金の運用は他人(プロを含む)に任せるよりも自分で行うほうが簡単であり、安心でもある。

 ということです

 

山崎氏は前半で、まずは若いうちは稼ぐ能力を鍛えようということで、借金はできるだけしない、保険はできるだけ節約しようと言った、まさに初心者向けのことを書いておられます。

 

その次に、自分を人生を騙し取られないためにということで、お金のプロと言われているファイナンシャルプランナーをはじめとした人たちが、キャッシュフロー表など営業ツールを使ってリスクを無視した逆算などで、あなたは騙すかもわからないといったことを話しています。

つまり人生とお金の計画は決して人任せにせず、自分で考えることが大切であると説いています。

 

山崎さんご自身が金融機関のサラリーマンなので、立場上よくこんなことが書けるなあと思う反面、金融機関にお勤めだからこそ金融機関のセールストークの定石がよくわかっていてこの本が書けるのかなとも思います。

 

私を始めとした、定年退職世代の人達に関心のある「老後の資産の取り崩し方」についても非常に詳しく書かれています。

老後の資産の取り崩し方を、 現役時代の必要貯蓄額を求める人生設計の基本方式と同じ考え方で老後にあって無理のない資産の取崩スペースを考える「老後設計の基本公式」というものを紹介しています。

取り崩しの可能額を、保有資産や想定余命年数などから計算するもので、非常に具体的であり、われわれ定年退職世代にとっては明確なガイドラインを与えてくれるものだと思います。

 

定年退職世代の悩みは、退職金などがあるものの、知識のある人=金融機関の専門家なので、その付き合い方がよくわからないところがあります。

この本では、明快に金融機関のプロに相談せず、運用の俗説も信じないと断定しています。

俗説といえば、ドルコスト平均法の有効性が「気休め」だと書いてあったことには、ちょっとびっくりしました。

ドルコスト平均法は色んな金融機関から勧められているので、これは真理かと思っていたのですが、気休め程度のものであることを合理的に説明をしてくれています。

 

ファイナンシャルプランナーとして、お金のことについては詳しいつもりであった自分の不勉強に気がついてしまいました。

 

わたし自身、定年退職をして思うのは資産運用というのは若い頃からしないといけないのですが、定年退職時、すなわち退職金をもらった時に金融資産は最高額になります。

そこから先は、取り崩し方をこの本などのように実行すると同時に、家庭生活や地域社会との関わり方なの様々なことをする必要があり、あまり細かく資金運用に力を尽くすのは得策ではないと思います。

 

そういう意味で標準的な考え方を示してくれるこの本は大変参考になりました。

刺激的なタイトルとは違い、読んだあとの印象は「教科書だった」と思いました。

たった1000円ほどで、ここまで明快かつ網羅的に書いている書籍は珍しく、買って大変お得感のある書籍でした。

 

 

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