みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです。
新型コロナウイルスのせいで、三密を避けようと屋外のキャンプ場などは予約でいっぱいだそうです。
また、他人との接触を避けるため車で移動する人も多く、車中泊をする人も増えてます。
そんな中、問題は車中泊の暑さ対策です。
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1. 夏の「車中泊」は暑さとの戦い
私はハイエースベースのキャンピングカーを所有しているので、毎週のようにあちこちに出かけます。
しかし、秋から春はともかく、夏の車中泊というのは暑さとの戦いになります。
解決法は二つあってエンジンを切らずにアイドリング状態でエアコンをかけて寝るか、涼しい所で寝るかです。
一晩中アイドリングは、このご時世にエコでもないし、周囲に騒音を撒き散らすのでできれば避けたいところです。
私も高速道路のサービスエリアなどでやむおえず仮眠するときは仕方ないですが、できれば事前に検討して、次の手を使います。
それは予め、涼しい車中泊候補地を探せばいいのです。
しかし、「涼しい観光地」「避暑地」などで検索してみると、とても涼しい思えないような観光地や高原しか出てきません。
客観的に比較する指標がないので、自信を持って決めることが出来ません。
2. 標高の高い「車中泊」候補地を探す
私が実践しているのは、車中泊の場所を「標高」で決めるやり方です。
学校で習った記憶は皆さんにあると思いますが、高度が100m上がると気温が0.6°C下がるのが理論的な話です。
すなわち標高1000m以上の所に行けば、地上より6°C気温が低くなるなるということです。
私の経験上では、20°Cを下回れば 快適に車中泊をすることができます。
熱帯夜とは気温25°Cより気温が下がらない日をいいますが、1000メートル以上の所に行けば 25°Cの日も19°Cということで快適に寝れることになります。
それでは高度が高く、涼しいと思われる車中泊適地をどうやって探せばいいのでしょうか。
まず車中泊予定地を、車中泊まとめWikiやCarstayなどで複数探します。
次に、国土地理院の地理院地図Web ページで、宿泊地候補を探してみると、左下の方に標高が出てくるのが分かります。
下の図は先日泊まった伊吹山の例ですが、「避暑」「高原」などという曖昧な言葉ではなく、共通のものさしで車中泊候補地を探せるのが便利です。
あらかじめ行こうとするところをいくつか候補を決め、その標高を 計測しておくと便利でしょう。
3. 快適な高地での「車中泊」
(1) 伊吹山山頂駐車場
先日、私が行ったのは滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山の山頂駐車場でした。
伊吹山の有料のドライブウェイは、通常は夜間は閉鎖なのですが、 夏の一定期間だけ24時間営業になり、山頂の駐車場で車中泊も公認です。
山頂駐車場といっても実は最高点ではなく、9合目ぐらいですが 標高が1248mもあり、今回泊まった時も他にもたくさんの車が泊まっていましたが、 駐車場は広く快適に車中泊ができます。
少し車は多かったですが、トイレも清潔で夜には満天の星空を見ることが出来ます。
また、ここはもちろん夏の山頂ハイキングの名所です。
翌日早朝は長袖が必要なくらいの涼しさの中、駐車場から約30分のハイキングで本当の山頂にたどり着きご来光を見ることが出来ました。
下山は別ルートで、さまざまな高山植物を楽しみながらハイキングしました。
(2) 道の駅美ヶ原
道の駅で仮眠を取るだけだったら、おそらく最も涼しいのが美ヶ原の道の駅の駐車場です。
自ら「標高2,000m 日本一高い位置にある道の駅」と名乗るだけあって標高2000mの高地にあります。
朝トイレに行こうと周りを見ると、夏なのにダウンを着ている人がちらほらで、夏のパラダイスといったところです。
尚、ここは車中泊は原則遠慮願いたいということなので、仮眠を取る程度にしておくのが無難です。
まとめ
夏に快適に車中泊する方法をご紹介しました。
今回紹介した、伊吹山や美ヶ原以外にも全国には1000mを超える宿泊適地がたくさんあります。
3密を避け、快適なアウトドアライフを送れる車中泊、ぜひ皆さんもエンジョイしてください。