みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです
わたしは、今年の九州旅行にキャンピングカーを使って5泊6日の旅を宿泊費ゼロで楽しんできました。
キャンピングカーというと、小さな子供連れのイメージがありますが、実は定年退職世代こそ、キャンピングカーがぴったりです。
+++目次+++
- 日本のキャンピングカー事情
- メリット1. 宿泊費を気にせず長期の車旅
- メリット2. 行き先が自由に変更できる
- メリット3. 早朝から活動で混雑と無縁
- メリット4. 疲れた時の快適昼寝スペース
- メリット5. 友人づくりのきっかけ
- まとめ
日本のキャンピングカー事情
キャンピングカーと一言で言っても国により少し事情が異なります。
よく映画で出てくるアメリカなどの大型バスやトレーラーを利用したような、キャンピングカーは日本ではまれです。
日本の場合大きく分けて三つのカテゴリーがあります。
一つはトラックの荷台にコンテナハウスのようなものを乗せたキャブコンと言われているキャンピングカー。
いかにもキャンピングカーという外見で、室内も広く居住性では一番快適です。
ただ、普段使いには少し大きく、また背が高いので走る道などの制約もあります。
二番目には、バンコンと言われる中型の商用車例えばハイエースなどを改造して利用されているキャンピングカーで、日本ではこのカテゴリーがもっとも多いです。
このカテゴリーのいいところは普段使い、例えばショッピングセンターにも行けると同時に十分な就寝スペースがあります。
知らない人が見るとキャンピングカーとは気が付かないような外見のものも多いです。
ちなみにわたしの車は、ハイエースベースのこのカテゴリーです。
三番目のカテゴリーが最近増えてきた軽キャンパーと言われているカテゴリーです。
これは名前のとおり軽自動車を改造したもので、価格が比較的安くまた維持費もたいへんに安い という特性があります 。
欠点としては、もともと非力な軽自動車に重い家具のような装備を載せているために、走行性能が犠牲になっていることが多いことでしょうか。
日本の場合、道の駅や日帰り温泉、コンビニなどキャンピングカー旅行に便利な施設が充実 する一方で、トイレの水を処理するような専用設備が整っていないため、ほとんどの場合トイレのない、 車中泊を中心に考えられたキャンピングカーが発展してきました。
基本的には、ビルダーと言われているキャンピングカー専用業者が、トヨタなど車メーカーからベースとなる自動車を仕入れ、これにベッドなどの家具や断熱加工などを施してユーザーに売っているいます。
かなり中古車市場も充実していますし、キャンピングカー購入は初期投資は多いですが、最近ではレンタルキャンピングカーなどというのもあります。
キャンピングカーショーなどで、車を見るだけでは実際のイメージが湧かないので、購入を検討するなら、一度レンタルで試してみるのがいいでしょう。
メリット1. 宿泊費を気にせず長期の車旅
快適に車中泊できる
定年退職してゆとりのある世代こそ、ゆっくりと旅をしたいですよね。
そんなとき長期滞在は宿泊費がかさむということで、ためらっている人も多いんじゃないでしょうか。
キャンピングカーで高速道路のパーキングエリアや道の駅で車中泊すれば、宿泊費はゼロです。
車中泊というと、快適に眠れるか心配でしょうが、キャンピングカーの場合快適なベッドや遮光カーテン、エンジンを切っても使える暖房のおかげでしっかり熟睡できます。
車中泊はどこでも安全
日本はどこでも安全です、基本的には道の駅や高速道路のパーキングなどで車中泊をする人が多いですが、トイレさえ確保できれば、ほとんどどこででもできるというのが本当のところです。
私の知り合いでもお酒が大好きな人は、街中の有料パーキングに停めて地域の銘酒を求めて飲みに行き、トイレは公園やコンビニを利用し、そのまま車内で寝る人もいます。
日帰り温泉充実
お風呂好きの日本人としては、どこででも日帰り温泉が充実しているのはありがたいです。
超有名な温泉地に行っても一泊何万円を払わず数百円で地元の温泉組合がやっている温泉などに入れます。
わたしが人気観光地の石川県和倉温泉に行った時には、日本トップクラスの人気を誇る旅館のすぐ前に日帰り温泉の「総湯」があり、わずか440円で高級旅館と同じお湯を楽しめました。
どこでもモバイル環境充実
いまはモバイル環境充実で、仕事でもブログでも街中のカフェと大差ないです。
静かな湖畔で、おいしいコーヒーを入れながらおもむろにパソコンを開くなんて、なかなか絵になるシーンですよ。
長期旅行で困る雨の日なども、外での活動をキッパリ諦めて車中でテレビ見たりtwitterとかで時間つぶせます。
無駄な時間のように思いますが慣れてくると、これぞゆとりある定年退職ライフと実感できます。
私が若い頃アルビン・トフラーがエレクトリックコテージと言う未来の仕事環境を提唱していましたが、今やキャンピングカーが動くエレクトリックコテージです。
スマホ、ノートパソコン、コンビニのマルチコピー機があれば、会社と同じ仕事が移動しながら可能です。
ペットと一緒に旅行できる
わたしはペットはいないのですが、ペット連れのキャンピングカーをよく見ます。
ペットも家族なので、他人に気兼ねなく一緒に旅行できるのはいいですね。
高速道路のパーキングなどでもドッグランが増えてきてるので、ペット連れキャンピングカーはこれからのトレンドかもしれません。
メリット2. 行き先が自由に変更できる
宿の予約に縛られないので天気や渋滞状況、あるいは途中で知り合った人のおすすめなどによって、 柔軟に行き先を変えることができます。
キャンピングカー旅行をしていると、旅先で色んな人と知り合います。そこで聞いたおすすめ観光地にすぐに行けるのはキャンピングカーならではです。
わたしはキャンピングカーに出会って、いかに 宿泊施設の予約やチェックイン・チェックアウトが自由な旅行を制約しているかに気が付きました。
行き当たりばったりの旅こそ定年退職世代にぴったりの旅のスタイルです。
メリット3. 早朝から活動で混雑と無縁
意外なメリットがこれです。
秋の京都をはじめ人気の観光地で大混雑するところも、早朝からだと何の問題もなく楽しめます。
車に泊まっているからこそ、ほとんど日の出と同時に活動すればどんな観光地もスイスイです。
先日、朝7時には駐車場が埋まるほどの人気観光地の高千穂峡に行きましたが、車中泊して日の出とともに行動したわたしは、ラクラク観光を楽しめました。
冬のスキーでは、スキー場の駐車場で車中泊していれば朝一番の誰も滑っていないまっさらの雪の上に綺麗なシュプールを描けます。
わたしは趣味のロードバイクを積んで旅行しますが、普通の車に比べて大型のキャンピングカーなら色々工夫次第で楽しめます。
定年退職世代は朝に強い人が多いので、これは隠れたメリットです。
こんな記事も書いてます>アクティブ定年退職世代におすすめ、ロードバイクの楽しみ方
メリット4. 疲れた時の快適昼寝スペース
渋滞したらパーキングでちょっとお昼寝なんてのはいかがでしょう。
みなさん旅行している時に、ちょっと疲れて横になりたいところときはありませんか。
日本の観光地などでは、ホテルを利用できない時間帯に昼寝ができる場所はほとんどありません。
カフェで休憩してもなかなか疲れは取れませんが、キャンピングカーがあれば、ゆったりベッドでお昼寝をして、また夕方からバリバリ元気に観光できます。
メリット5. 友人づくりのきっかけ
キャンピングカーで旅行していると、道の駅などで宿泊することが多くなりますが、同じ行動をするキャンピングカーが多いです。
「また会いましたね」「わたしと同じベンダーの車ですね」「ちょっと中を拝見」「近くにいい日帰り温泉ありましたよ」などなど、話のきっかけは様々。
肩肘張らずに、同じ境遇の人たちと簡単に知り合えます。
まとめ
定年退職世代のゆとり旅にピッタリのキャンピングカー、いかがでしたか。
ちょっと贅沢ですが退職金の使い道としても候補の1つになるんじゃないでしょうか。
いきなり購入するのはハードルが高いですが、まずはレンタルなどで試してみたらいかがでしょうか。