わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

定年後のお金の使い方をDIE WITH ZEROに学ぶ

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職FPです。

投資や資産形成のお話で、いかに資産を作るかという投資本はたくさん出ていますが、定年後に「いかにお金をうまく使って人生を充実させるか」といったことはあまり語られていません。

豊かなシニアライフを目指すこのブログでは、定年後のライフスタイルやお金の使い方についていろいろ情報を発信しておりましたが、今回ブログの趣旨とぴったり一致する本に出会いましたので紹介します。

 

+++もくじ+++

 

1. DIE WITH ZERO 

本のタイトルは、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」で、「ゼロで死ね。経済学者も絶賛した最上級に人生に響く生き方 」というサブタイトルが付いています。

著者のビル・パーキンス氏は、1969年アメリカテキサス州生まれで、アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収めた人です。

この本を一言でいうと、お金を溜め込みすぎず、生きているうちに資産を有効活用して幸せな人生を送ろうということです。

まさに、私のブログの主張とぴったり一致です。

 

2. アリよりキリギリス

私のブログの人気記事「定年後は趣味を見つけアクティブに!ライフスタイルはアリよりキリギリスを目指せ!」で、高齢者こそお金を使って、豊かな生活をのびのびとアクティブに送ることを提唱してきました。

DIE WITH ZEROでも、以下のように記述されています。

私はこの本で、「アリ型」の人に、もっと「キリギリス型」の生き方をすることをすすめようとしている。

つまり、今味わえるはずの喜びを極端に先送りすることに意味がないと伝えたい。

もちろん、すっからかんになろうという話ではなく、公的年金などを活用し老後の備えをするのは当然として、溜め込みすぎないのが重要という話です。

 

3. 溜め込みすぎる高齢者

高齢者が金融資産の大半を持っているということはよくニュースなどで取り上げられていますが、問題はそのお金の使い方です。

事情はアメリカにおいても同様で、この本では老後のための貯蓄はほとんど使わずに終わるとして、アメリカ従業員給付研究所のデータを示している。

これによるとほとんどの人が老後に資産をわずかしか使っておらず、退職後の約20年間でも資産の1/3から1/4程度しか減っていないとのこと。

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日本でも この事情は同じで、総務省『全国家計構造調査』2019年によると、総世帯の、金融資産残高は、60代18,959千円、70代17,342千円、80代16,194千円。

年齢が高くなるにつれて残高は少なくなっていくものの、80代でもかなり高額の金融資産を持っていることが示されている。

つまり、高齢者ほどお金を持っているけれど、お金を使わないということがわかります。

若いときに「老後に備えて」資産を築いても、それを活用して人生を楽しむすべを知らない人が多いということでしょう。

 

4. 死が近づくとお金は無価値

同じお金でも若い時の価値は高齢時よりもずっと高いです。

この本でも、金の価値は加齢とともに低下するとして、

さまざまな経験を選ぶ際には、そのときの年齢と健康状態を考慮すべきだ。さらに、体力だけではなく金のことも考えなければならない。端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに、金を使ったほうがいい。

という表現をしています。

定年退職後のあなたにとって一番若いのは今日です。

これから年を重ね死が近づくにつれ、持っているお金の価値はなくなっていきます。

心配してお金を溜め込んでもきりがありません。

実際、今ある資産を生きている間に全部使うと決断した途端にお金持ちになったような気がしないでしょうか。

 

5. 万一 の心配

お金を貯める人が溜める原因の一つは将来の心配です。

「介護にお金がかかるんではないか」「病気をしたらお金がかかるんではないか」世間では色々言われていますし、老後セミナーなどでは投資信託など手数料の高い商品を売りたい金融機関が、お抱えファイナンシャルプランナーなどを使って不安を煽ります。

でも実際に日本政府の調査などを見ると、老後の消費は少なくなり、公的年金だけで暮らしていける人が非常に多いです。

令和3年度版高齢社会白書によれば、経済的な意味で日々の暮らしに困ることがないと感じる60歳以上の者は63.6%。

またサラリーマン定年退職者のほとんどが含まれる、公的年金受給世帯では、公的年金・恩給の総所得に占める割合別世帯数の構成割合を見ると、公的年金が家計収入の全てとなっている世帯が約半数となっており、半数の世帯が「公的年金だけ」で暮らしていけている実態がわかります。

若い人は老後の資金が心配ですが、実際老後になった人は心配事は健康であってお金ではないというのは本書にも書かれていますし、日本の調査でも明らかです。

サラリーマンであれば、厚生年金だけでも最低限の生活はできると割り切れば、溜め込んだ金融資産を取り崩して使い始める決断ができるのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしょうか、ゼロで死ぬと思ったとたんに金持ちになったような気分がしないでしょうか。

DIE WUTH ZEROでも、人生の残り時間を意識することを強調しています。
高齢になれば、老化の影響でこれまでは自分で出来ていたことが出来なくなり、老後にしようとしていた楽しみがどんどん失われていきます。

あなたの今後の人生で一番若い、いまをお金も使って充実させることこそ、幸せな人生を送る秘訣であることをDIE WITH ZEROは教えてくれます。

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