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投信ブロガーの祭典ファンドオブザイヤー、投票の決めてはこれでした

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みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」(以下ファンドオブザイヤーという。)が始まり、全国の投信ブロガー達が、自分が推薦する金融商品の投票を始めています。

わたしも投資に関するブログを書く一人として、一票を投じましたが昨年とは主張を変えました。

資産を積み上げるフェーズではなく、投資の出口戦略の時期に入った個人投資家の考えの一端をご紹介します。

 

+++もくじ+++

 

1.これまでファンドオブザイヤーで選ばれた投信

投資信託に造詣の深いブロガーが投票で優秀ファンドを選ぶのが、ファンドオブザイヤーです。

これまで入賞した投信は、ファンドオブザイヤーのホームページで見ることが出来ますが、最近10年に1位に輝いた投信は以下のとおりです。

 それぞれ理由があって栄冠に輝いていますが、総じて言えば次の3つに集約できます。

  1.  全世界に広く分散投資
  2.  低コスト
  3.  インデックス運用

これらは現在の標準的な投資理論に忠実であると言え、投票した投信ブロガーたちのマネーリテラシーの高さを反映していると言えるでしょう。

つみたてNISA制度のスタートなどで、低コストインデックスファンドの選択肢は広がっており、使う指数の差異やコンマ以下の信託報酬の違いなどでは差をつけにくくなっています。

一方で、ファンドの歴史や資産総額などには注意が払われにくく、一昨年、初出でいきなり1位に輝いた楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)が翌年には一気に9位に落ちるなど、激しい展開も見られます。

 

2.昨年投票したのはVT

 昨年は、わたしの金融資産(リスク資産)の中で最も多くを占める、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)に投票しました。

理由としては、世界市場全体への分散投資をこれ一本で低コストに実現できるETFだからでした。 

(1)  VTとは

VTは、低コストインデックスファンドで有名なバンガード社が作ったETFで、正式名称はバンガード・トータル・ワールド・ストックETFです。

ETFは一般的に、通常の投資信託と比べて販売会社に支払う手数料がない分、信託報酬が低く投資家に有利です。

VTは、アメリカの証券取引所(NYSE Arca)に上場されており、商品識別に使うティッカー・シンボルが「VT」であるため、多くの人がVTと呼んでいます。

米国を含む全世界の先進国と新興国の株式市場へ投資するもので、約47ヵ国の約8,000銘柄で構成し、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

ベンチマークのFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを対象にしています。

米国籍のETFですが日本の証券会社で誰でも買えるもので、私のリスク資産の大半は VTになってます。

運用成績であるトータルリターンは、直近では大きな変動はあるものの5年、あるいは設定来という中長期では6%前後と安定して優秀な成績を残しています。

指数に連動するインデックス投資では、運用成績に差が出ないため確実に運用成績を下げるコストが極めて重要です。

バンガードETFの経費率はこれまでも継続的に低下してきており、直近では0.09%と驚異的な低コストとなっています。

これは純資産額が増加するにつれて、信託報酬で儲けを出さなくても貸株金利で利益が取れることによります。

これまでも毎年のように信託報酬引き下げが実施されていることから、今後さらに低くなることも期待されます。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」でVTは過去2009年、2012年、2013年のFund of the Yearの一位に輝いてます。

また、2017年には派生商品である楽天VTが1位になっています。

 

(2)  VTの魅力

日本人が投資する商品として、VTは優れた魅力を持っています。

まず、世界分散投資が簡単にできる市場の平均を取りに行くインデックス投資の有効性は広く知られてますが、時価総額加重平均で世界市場の株式を丸ごと保有するのが基本的なセオリーです。

現在は米国株が人気ですが、以前には新興国株がもてはやされたことを忘れてはいけません。

「今までアメリカ市場はが右肩上がりだったから、今後も同じく右肩上がりになる」と考えるのは危険です。

どの地域の株が上がるかというのを「事前に」知ることはできません。

そうであれば、日本や米国だけでなく、その他の先進国や新興国に幅広く分散して投資するのが王道と言えるでしょう。


VTは、米国株なので購入時に為替手数料と株式売買手数料がかかるという点が欠点です。

しかし、定年退職者が退職金などある程度まとまった金額を運用するには、むしろこちらの方が良いでしょう。

ETF であれば買うとき売るときに手数料はかかりますが、そのぶんコストが明白で隠れコストがないので、まとまった金額の投資に向いています。

退職金などで、安定して長期投資をしようというときに問題になるのが 繰上償還をされてしまうということです。

運用残高が小さいことを理由に繰上償還される投資信託は、実はかなりあります。

繰り上げ償還されてしまうと、継続的な投資が途切れるほか、その時点で税金も確定するなどパフォーマンスが下がります。

VTは2008年6月に設定された歴史あるETFで、ファンド純資産総額も160億米ドルと巨大です。

最近発売されたファンドのように、繰り上げ償還を懸念する必要はないでしょう。

 

全世界への投資で 「日本+日本以外の先進国株+新興国株」のように世界市場を分割して購入することで、徹底的にコストを下げるマニアックな方法も提唱されていますが、VTの良いところは自分でリバランスする必要がないことです。

結論として、VTは究極のほったらかし投資ができる ETF でお勧めだというのが、昨年投票した理由です。

 

関連記事>ファイナンシャルプランナーが愛してやまないVTの魅力

 

3. 定年退職者の目線で投票基準を再考

今回、今年の投票先を考えるに当たり「定年退職世代に適した商品かどうか」というのを基準にしました。

定年直後はともかく、長く運用することを考えると資産形成期にある若者と、資産を取崩していく定年後世代では、評価基準が異なると考えました。

定年退職世代は、一般的に言って退職金などが入り、その人の一生でも最もお金がある時期です。

しかし、その人の平均的な余命は20-30年程度しか見込めず、特に75歳以降は認知能力の低下が避けられない人たちです。

そこで定年退職者の投資先として重要な要素を次の4つと考え、今年の選定基準としました。

  1. 世界に広く分散投資を低コストで実現できること
  2. 運用や取崩し確定申告に手間がかからないこと
  3. ファンドの償還など不測の事態が起こらないこと
  4. 評価が定まっていること

 

4. 今回投票した投信

 今回様々なことを考えて投票したのは、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」でした。

同ファンドは、前述の4つの視点で考えても安心して持ち続けられる金融商品だと言えるものです。 

(1)  世界に広く分散、低コスト

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本を除く世界主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざす低コスト投資信託です。

組入銘柄上位には、アップル・マイクロソフト・アマゾンドットコム・フェイスブックなどが並び、まさに世界の株式の断面、1スライスを買っているようなものです。

コストの面で見ても、現在、運用管理費用(信託報酬)は、税抜0.0999%と業界最低水準にあります。

もちろん、<購入・換金手数料なし>の名前のとおり、購入時の購入時手数料および換金時の換金時手数料、信託財産留保額はありません。

 

(2)  運用や取崩し確定申告に手間がかからないこと

わたしが昨年投票したVTなどは、外国に上場されていることもあり配当が日本と外国で2重に課税されており、それの一部を取り戻すために確定申告などが必要でした。

その点、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本の投資信託なので特定口座で運用しておけば、放ったらかしにできます。

SBI証券がやっている「投資信託定期売却サービス」と組み合わせれば、年金受給と変わらない感覚で定額取崩しができるでしょう。

SBI証券

 

(3)  ファンドの償還など不測の事態が起こらないこと

世の中に6000本ある投資信託も、時間とともに人気が低迷すれば、人知れず繰上償還され、消えていきます。

投資したお金が失われるわけではありませんが、償還されて戻ったお金を再度何に投資するか頭を悩ませたり、現金で持っていることで無駄遣いしたりするのは避けたいところです。

そんな憂き目に合わないためには、時価総額が十分に大きいことと、特定のテーマに絞られていないことが重要です。

その点、 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」 は、2013年12月の設定以降、資産の流入が続き、現在の純資産総額は、1,400億円を超えています。

国内の外国株式を対象とする投資信託の中では、純資産残高が頭ひとつ抜けているため、持続可能性が高いと判断できるでしょう。

また、特定のテーマに依存しないインデックスファンドは基本的に規模の経済が成り立つ金融商品なので、純資産残高が増加することで運用経費が低下し、信託報酬の引き下げという形で受益者に還元されるという好循環が働きます。

 

(4)  評価が定まっていること

安心して投資信託を保有し続けるためには、ファンドの歴史や評判も重要です。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」 は、安定した資金流入が続いていることに加え、2013年12月の設定以降、0.39%(税抜き)だったコストを段階的に下げ、現在、信託報酬税抜0.0999%と業界最低水準になったことで、投信ブロガーなどから高い評価を受けてきています。

運営しているニッセイアセットマネジメント株式会社は、長い歴史と実績を持つニッセイグループの資産運用会社(株主:日本生命保険相互会社100%)で、十二分に信頼できる会社であると言えるでしょう。

 

まとめ

今回、楽しみにしているファンドオブザイヤーに投票しました。

昨年投票したのと違い、今回は資産配分やコストという投信の中身だけでなく、定年退職者という「資産取り崩しステージに入った個人投資家に最適なのは」という視点を加えて「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」に投票しました。

さて、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2019」でどのような結果になるのか、今から楽しみです。

わたしも昨年に引き続き参加して楽しんでこようと思っています。

 

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