みなさんこんにちわ
安井宏@定年退職FPです
日本最大のお金のスクールであるファイナンシャルアカデミーの一番人気であるお金の教養講座 の無料体験については以前に実際に参加してみた感想を記事にしました。
全体とすれば無料で体験できたことに満足しているのですが、定年退職世代の私としては、特に定年退職世代に特化している50代のための定年後設計スクール の方に興味があります。
こちらの方も実際に受講するかどうか決める前に、まずは無料体験レッスンができるようになっています。
結論を先に言えば、お金にまつわる定年後の全体像を俯瞰できるとてもいい機会でした。
体験レッスンだけでも損はしないので、ちょっとでも興味があるなら試しに受講してみたらどうでしょうか。
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無料体験レッスンの申込み方法
無料体験レッスンの申し込みは、ホームページから日時・会場を選び、名前とメールアドレスを入れるだけです。
年齢、住所、電話番号、資産状況などといった個人情報を入れる必要はありません。
ちなみに「50代のための」となってますが、61歳のわたしを始め何歳でも関係ありません。
すぐに知りたい人や遠方ならweb体験
残念な点ですが、無料体験レッスンの会場は東京のみで、わたしの住んでいる関西にはその機会がありません。
そんな人のために、1,080円(税込)と有料ですが、Webで体験ができるようになっています。
体験レッスンはたった1,080円なので、試しに申し込んでみました。
申し込みは東京開催と同じく Web から簡単に申し込みできます。
ただ無料体験と違い有料ですので、消費税を入れて1080円をクレジットカードで支払うことで簡単に入学できます。
申し込みが完了するとログイン用の ID とパスワードが渡されるためそれを入れて Web からログインします。
そうすると体験学習会の動画約150分を見ることができます。
体験レッスンの説明内容
さてその体験の中身ですが、まず最初はファイナンシャルアカデミーの紹介から始まります。
ファイナンシャルアカデミーは独立系として日本最大のファイナル ファイナンシャル教育機関で、2002年に設立され、のべ45万人が受講したということです。
昨今設立されたわけではなく、16年も続いているというのは、一定の支持がありビジネスとして成り立っている証拠だと思いました。
特に、金融機関とのつながりのない独立系というのは、変な金融商品を売りつけられる心配がないので、安心して学習できます。
続いて、ベストセラー「下流老人」の著者である藤田孝典氏のインタビューがあり、老後にいかにお金が大切かということを解説することから始まりました。
次に、知らないと損する知識の例としてタワーマンション節税や居住用財産の3000万円特別控除の特例の解説、定年後の老後資金の必要額の計算と続きます。
理想の定年後の事例の紹介などもあり、十分な老後資金を用意することに対するモチベーションが高まります。
その後、投資信託など株式投資、不動産投資などの資産運用などもざっと紹介されます。
今回は体験学習会なのですべてを学習するわけではいかないですが、メインスクールで学ぶ事項の一部を抜粋する形で進められました。
体験学習会のゴールとして示されたのは、50代で必要なお金の知識を見える化して定年後のマネー設計の道筋が見えることということでした。
web受講の感想
無料体験の後本格的に学び始めたとして、教室受講であれば仲間と一緒に学べるメリットがあります。
本スクールは36時間(90分×24回)で必要な知識の全てが学べるカリキュラムになっているそうですが、スクールに行って学ぶ選択肢もありますが、ほとんどは Web を通じて学ぶことになるのでその予行演習としても良かったと思います。
動画の方は、1.2倍など早めて見ることもできるので、そういった意味では実際の学校よりwebの方が効率は良いと感じました。
メインスクールの内容
体験学習会で気に入り受講料を払えばメインスクールに進むことができます。
体験学習会は道筋が見えることだけですが、メインスクールにおいては50代で必要なお金の知識を全て習得して定年後のマネー設計が実践的にできることが目標になっています。
気になる受講料ですが、パソコンなどで学ぶweb受講コースが158,000円(税別)、それに加えて教室での授業参加がセットになっているのが238,000円(税別)です。
そのためのカリキュラム概要は以下のとおり、22項目もあり盛りだくさんです。
- 定年後の家計設計とマネープラン
- 安心老後の家計設計
- 保険の再設計
- 公的年金制度の仕組み
- 年金受給額を増やすには
- 自分年金の作り方
- 「定年」との向き合い方
- 定年後の仕事の選択肢
- 老後の生きがいを考える
- 「終の棲家」を考える
- 定年後のマイホームとの付き合い方
- 住居費・リフォーム費用
- 資産運用の基本
- 投資信託と税金
- 不動産投資
- 医療と長生きリスク
- 介護の現実を知る
- 親の介護を考える
- 相続の基本と相続税対策
- 賢い生前贈与の方法
- 理想のエンディングを考える
- 定年後設計ノート「ミライボ」の手引
オススメする人しない人
この体験学習をするまでは、私は定年後のお金の勉強といえば資産運用だと思っていました。
私自身がファイナンシャルプランナーということでもあり、資産運用についてはかなりの知識を持っているつもりです。
もちろん付随的に医療費や介護についてもそれなりに知識を持っていたつもりですが、相続の問題であったり終活の問題であったりというのは盲点だったなと気づき、もっと自分の知識の幅を広げていかないといけないと強く感じたところです。
私にはファイナンシャルプランナーとしての知識の蓄積がありますが、定年後の不安ばかりであまり知識がない人にとっては、このスクールも選択肢の一つです。
ただ最も重要なことは、自分でいかに学ぶかです。
年金、仕事、保険、住まい、医療費、相続、介護といった定年後の不安のほとんどはお金の不安と直結しています。
寿命が伸びたことで定年後の時間が長くなりました、国は財政難でこれ以上の福祉充実は望めそうもありません。
「老後破産」「下流老人」というのは煽り過ぎで、そこまで心配はしないでいいと思います。
しかし正直、ファイナンシャルプランナーとしてのわたしの実感としても、長くなった定年後を十分なお金の知識なしに乗り切るのは今の時代無理です。
お金の知識に関しては、「知っているだけで得をすること」「知らないだけで損をすること」が多すぎます。
ファイナンシャルアカデミーの受け売りですが、何もしなければ今年も将来不安は消えません、というキャッチフレーズは本当だと思います。
定年退職のあとは、もう会社はあなたの生活の面倒は見てくれません。
「定年退職世代は、自分で勉強することでしか資産は守れないと自覚すべき」です。
勉強法として、オーソドックスなのは本を読んで勉強し、実践することです。
当ブログでも、良書として「世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました」「お金は寝かせて増やしなさい」「人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実」などを紹介していまので是非参考にしていただきたいです。
本を読んで自分で勉強するほか、私のブログを読む、などなど学び方は様々なので自分でよく考えましょう、考えるだけで止まらず実行することが大切です。
まとめ
ファイナンシャルアカデミーの「50代のための定年後設計スクール」を体験した感想をお話しました。
このコースは、やや金額は高いですが網羅的に学べることと、時間の節約という効率性では優れていると思います。
いずれにしろいきなり申し込むのではなくまずは体験学習です。
東京で受講できるのであれば無料ですし、わたしのように地方でも、1,080円で体験できます。
定年後に必要な全体の道筋が分かるので、ちょっとでも興味があればまずは体験をしてみてから考えたらいかがでしょうか。