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「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」表彰式&懇親会に参加し定年退職者の視点で想ったこと

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職FPです。

昨年ブログを始めたわたしが、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018投票もして、表彰式と懇親会に出かけてきました。

とても多くの学びがあった一方で、定年退職者の立場ではいろいろ課題があることを再認識した一日でした。

 

+++もくじ+++

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearとは?

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
出典:http://www.fundoftheyear.jp/2018/

投資の専門家は、売る側の人、買う側の人の2種類しかいません。

最もよく情報発信しているのは、証券会社や銀行など「売る側の人」ですが、「買う側の人」のなかでも非常によく勉強し、それをブログなどで広く発信している人たちのイベントです。

わたしは神戸から出かけていきましたが、北海道や四国・九州など全国から人の集まる大人気イベントでした。 

 

2018年のファンドオブザイヤー結果

241人の投信ブロガーさんの投票により1位から20位までのファンドが選ばれ、上位の5ファンドが表彰されました。

栄えある1位に輝いたのは、eMAXIS Slim 先進国株式でした。

MSCI KOKUSAI Index(MSCIコクサイ インデックス)(円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行うインデックスファンドで、先進国の株式に非常に低コストで投資できることが評価されたようです。

表彰された上位5ファンドは以下のとおり

  1. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス/三菱UFJ国際投信
  2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド/ニッセイアセットマネジメント
  3. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/三菱UFJ国際投信
  4. 楽天・全米株式インデックス・ファンド<<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)>>/楽天投信投資顧問
  5. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)/三菱UFJ国際投信

=>全体の順位についてはこちら

 

今回わたしが投票したVanguard Total World Stock ETF(VT)は残念ながら7位でした。

とはいえ熱心なファンも多いようで、

これ1本で新興国を含めた全世界の株式に投資できる。10年以上の運用実績、1兆円以上の豊富な純資産、そして主要インデックスファンド、国内ETF、海外ETFのなかでコスト最安値!!

<会場で紹介された選者のコメント>

などの声が紹介されていました。

わたしとしては、後述の懇親会の中でVanguardの方とお話をできたのはとても良かったです。

 

Vanguardとしては一括投資できるような大ロットで投資できる人のためには米国籍のETF を、また積立の投資家には楽天VT のような楽天と組んだ投資信託をということで、どちらが転んでも儲けるといううまいビジネスを展開されているようです。

もちろん我々個人投資家にとっても、自分のライフスタイルに応じて多様な商品ラインナップから選択できる機会が広がっているというのはとても良い事です。

ETFはロットが大きいため、コツコツ積立をするにはやや不便です。

一方でコストという面で言えば、投資信託の低コスト化が進んだとはいえまだまだETFに軍配が上がるようです。

投票された方の大半が、30歳代・40歳代ということで、つみたてNISAに注目が集まっているため投資ロットの大きいETFより、少額から積立しやすい低コストインデックスファンドに人気が集中したようです。

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2018表彰式の様子

表彰式は、3部構成でした。

第一部 「リーマンショックから10年/つみたてNISA」
     アンケート結果発表

第二部 みんなの【声】を聞いてみよう!
    個人投資家が注目ファンドに寄せる
    「熱いコメント」一挙紹介!!!

第三部 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018結果発表と表彰

 

とりわけ第二部の「熱いコメント」については、カン・チュンドさんと竹川美奈子さんの掛け合い漫才風演出で、ブロガーの人たちのコメントが紹介されました。

運営委員長であるrennyさんの、終始落ち着いた挨拶やコメントで、盛り上がりつつも格調高く進行しました。

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2018懇親会の様子

場所を移しての懇親会は最初から熱気にあふれていました。

個人凍死家テリーさんの最初の雄叫びに始まり、最後のカン・チュンドさんの締めまであっ言う間に時間が過ぎました。

多くのブロガーさんとお話でき沢山の参考になる意見を聞けたのは大収穫でした。

同時に、投資信託を作る側の運営会社の方々とも意見交換でき、いい勉強ができました。

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearの注目ポイント

eMAXIS Slimシリーズの多くが上位に入ったのは、昨年つみたてNISAが始まったことからも予想されたことでした。

昨年一位の楽天VTが、一気に9位まで落ちたのはとても印象的でした。

昨年は、人気のVTを投資信託にしたという、コロンブスの卵的な発想で画期的商品として投票を集めました。

それが信託報酬以外のコストが大きかったことが判明し、一気に失速した形です。

恐らくは投資信託開始直後の特殊要因と思いますが、改めて投信ブロガーの人たちのコスト意識の強さを認識しました。

 

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、惜しくも2年連続の2位でした。

受賞挨拶に立たれたニッセイアセットマネジメントの方の「監査報酬も下げる」など乾いたタオルをとことん絞るほどの意気込みには感動しました。

金融商品がを作る側の人に対しては、「無知な人からぼったくる」悪いイメージを持っていましたが、再認識させられました。

 

また、定番のインデックスファンド以外に、第19位にわたしも初めて知った「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」が入るなど、自分の視野を広げてくれる表彰式でした。

 

定年退職者の視点で見た課題

集まっておられた方の年齢層がかなり若く、61歳の私などは年齢で言うと上位5%に入ってるような感じでした。

若い世代の人たちが、投資の重要性に気付き最も賢明なインデックスファンド投資などを始めているというのはとても素晴らしい事です。
日本の投資環境としても、つみたてNISAが始まるなど、若い人たちを応援できるような形になりつつあるのは、将来の年金不安などを考えても、とても良い動きです。

しかしながら、私のような定年退職世代、資産運用で言うと積立で資産形成するよりも退職金などを一括投資して徐々に取り崩すステージに入るような投資家にとって今の環境が良いかと言うとまだまだ発展途上です。

今回は運用会社側の方が来られていたので、何人かの方にお会いしお話をさせて頂いてそのような趣旨の事を申し上げました。

残念ながら今の日本では、金融資産の大半を高齢者が持っているということなので、その人たちがその資産を有効に使って幸せな老後を送れるような環境整備が必要だと思いました。

今回の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」はとても素晴らしいイベントでしたが、年齢層の偏りからシニアに対しては別の取り組みが必要なのがよくわかりました。

 

謝辞

ブロガーとしては初心者ですが、投資の経験は長いのでとても楽しめました。

表彰式運営委員長のrennyさんをはじめとする運営委員の皆様、懇親会実行委員長の個人凍死家テリーさんをはじめとする運営の皆様、その他関係するボランティアスタッフの皆様には、このような素敵な場を提供してくださったことに心から感謝申し上げます。

これだけのイベントがボランティアさんに支えられて継続的に開催されているというのはとても素晴らしいことです。

金融庁が進めておられる、つみっぷなど様々な勉強の機会が増えてきました。
今後はむしろ受益者である個人投資家の覚悟が試されるステージになってきたのかもしれません。