わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

不意の出費!準備は大丈夫?

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定年退職世代のあなたは、銀行を過度に信用せずに、証券会社、それもインターネット中心のネット証券(楽天証券やSBI証券など)の口座で、個人向け国債や投資信託などで運用するのが一番だと思います。

 

ただ、人生は何があるかわかりません

定年退職世代は、今さら会社のリストラや倒産を恐れることはないでしょうが、大災害やご自身や配偶者の死、老親の突然の介護など、いろんなことが起こります。

投資信託は現金化するのに数日かかりますし、個人向け国債は買ったばかりだと原則1年は現金化出来ません。

そのため、いざという時に使えるお金の確保は、常に考慮しておくべき事柄です。

 

私は証券口座中心に金融資産を置く代わりに、銀行のカードローン を設定し、いざという時にはすぐにまとまったお金をおろせるようにしています。

カードローンと言うと悪いイメージをおもちでしょうが、企業で言うところのコミットメントラインの考え方に倣い、いざという時に使い道自由に使えるお金を確保したつもりでした。

カードローンは利息も高く、実際に使うことはお勧めしません。

 

でも長いことサラリーマンをされた方、即ち信用力のある方にはコストゼロで、いつでも利用できる資金枠が手に入ります。

 

因みに企業のコミットメントラインは銀行に手数料を払う必要があり、個人が使えるカードローンの方が有利な仕組みです。

 

それ以外にも、クレジットカードにはキャッシング枠を設定しています。

銀行口座では、うっかり引き落としができないときに備え、若干ですが定期預金をし、これを担保に口座残高以上の現金を引き出せます。

 

街中には銀行やコンビニATMが溢れているので、いざという時に現金がなくて困るなどと言うのは、全く想像していませんでした。

どこかで、「いざという時のために、いつも家に現金を置いておく」という話を聞いた事があります。

でも泥棒に入られたら危ないし、そもそも今はキャッシュレスの時代だと、笑い飛ばしていました。

 

十分に備えをしていたはずでしたが、実は私もピンチになった事があります。

母親が九州の離島で亡くなり、一日一便しかない船の時間ギリギリに間に合って、取るものもとりあえず駆けつけた事があります。

船に駆け込むとき、客船待合所にあるATMが目に留まりました。

「現金を下ろさねば」と一瞬思ったものの船の乗船が始まり「現地でおろせばいいや」とそのまま船に乗り込みました。

 

島に着いたときには、母の遺体に一刻も早く対面したくて先を急ぎ、そのあと葬儀社との打合せや親戚の弔問対応などで忙殺され、気がつけば夕方でした。

駆けつけた銀行のATMはすでに業務が終了、さらにその島にはコンビニATMもなく、手元の財布に入っていた数万円だけで月曜日の朝まで過ごしました。

 

葬儀社の支払いだけでなく、写真屋、仕出し屋、ご迷惑かけた先への返金などなど、クレジットカード払いや、後日振込の対応をしがたい先があり結構困りました。

 

人間関係の濃い地域ゆえ、好意に甘えてなんとかなったのですが、大きな教訓が残りました。

東日本大震災では、家や通帳ハンコをなくした人たちが困った話を聞きますが、いざに備えるのは本当に大切です。

 

ではどのように備えるのでしょうか。

よく政情不安の国の人が、財産を金のネックレスなどに変えて、常に身につけている話がありますが、いまの日本でそこまでする人は稀でしょう。

結局は、投資と同じで「玉子を一つのカゴに盛らない」分散戦略が有効です。

 

前述のカードローン設定や、クレジットカードのキャッシング枠はそのままにしましょう。

持ち歩く財布にはある程度現金を入れておく、自宅にもある程度の現金を置く、財布を落とした場合に備えて手帳にも数千円入れておく、などなど組み合わせるしかないですね。

高齢期になると記憶に自信がなくなり、どこに置いたかわからないなどのリスクもあります。

高齢者が亡くなった後、遺品を整理していたら本棚から現金が出てきたなどの笑えない話もありますが、生きている間に人に迷惑をかけたり、困ったことにならないように、ある程度の対策は必要なのではないでしょうか。