みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです。
政府が消費増税対策として進める「キャッシュレス決済で最大5%還元」が原動力となり、キャッシュレス決済が一気に普及しそうです。
早いうちから練習して、増税に負けないお得なキャッシュレス生活をしたいものです。
キャッシュレス決済と言っても、種類はいろいろありますが、スマホの画面を見せるだけで支払いのできるQRコード決済が急速に普及してきています。
なかでも、LINE Pay(ラインペイ)は、お店での決済やオンラインショッピングの支払いに使ったり、LINEを使っている人同士で送金したりできる手数料無料のスマホ送金・決済サービスです。
LINEを使っているシニアが多いことから、キャッシュレスの入口として、まずはLINE利用者になじみの深いLINE Payでキャッシュレス生活の第一歩を始めてみたらいかがでしょうか。
始め方や使い方、メリット・デメリットについて詳しく説明します。
+++もくじ+++
- 政府のキャッシレス優遇策
- LINEを使いこなすシニアたち
- 消費税増税より早く始めるのがお得
- LINE Payを新規登録する方法
- LINE Payの使い方
- LINE Payのメリット
- LINE Payのデメリット
- まとめ
政府のキャッシレス優遇策
政府は消費税率を10%へ引き上げますが、それに伴い景気下支え策の柱としているのが、キャッシュレス決済へのポイント還元制度です。
QRコード決済やクレジットカードなど、キャッシュレスで決済した消費者に対し、中小の飲食店や小売店などの買い物の場合は5%分、フランチャイズ店では2%分がポイントで還元されます。
10月1日から2020年6月末までの9ヶ月間の限定実施です。
支払いの最大5%と金額が大きく、期間も限定されてるので早めにキャッシュレスに慣れておくことが重要です。
LINEを使いこなすシニアたち
高齢者が一番よく使っているコミュニケーションツールは LINEのようです。
NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、60代シニアのスマホ所有率が5割超に、初めてガラケーと逆転したようです。
また、同社の別の調査では「LINE」はシニア層にも普及が進んできており、「LINE」は“家族との連絡がとりやすい”と思っているのは、シニア層がトップとのこと。
定年退職世代のみなさんでも、家族との連絡や孫の顔を見るためにLINEを使っている人も多いと思います。
QRコード決済のLINE Payは、その延長でできるので、まず LINE Pay をやってみましょう。
消費税増税より早く始めるのがお得
政府は2019年10月の増税後から9ヶ月間にわたりポイント還元と言っていますが、キャッシュレス決済を提供する会社では、それまでに市場のシェアを取ろうと激しい陣取り合戦をしています。
有名になったPayPay100億円還元を始めサービス合戦が始まっており、もちろんLINE Payも次々と新しい企画をしています。
2018年末の20%還元企画では、20,000円の商品が実質16,000円で買えてしまうということで盛り上がりましたが今後も次々とキャンペーンが打ち出されるでしょう。
消費税が上がる2019年秋にキャッシュレスが盛り上がるのは目に見えていますが、今のうちからやり始めるのがお得です。
LINE Payを新規登録する方法
普段からLINEアプリを使っているのであれば、新しいアプリをダウンロードすることなくすぐ始めることができます。
LINEアプリを立ち上げて、「ウォレットタブ」→「LINE Payをはじめる」を選択。
あとは、画面の指示に従って、規約に同意するだけで簡単に登録できます。
LINE Payの使い方
LINE Pay の使い方は簡単です。
まずはチャージする
LINE Payは、使う前にチャージが必要です。
様々な手段でチャージができますが、基本的には銀行口座と紐付けるのがおすすめです。
銀行口座を登録すると、登録した口座からLINE Payの口座にチャージが可能になります。
さらに、オートチャージを設定しておけば、残高が設定された最低残高を下回った場合、銀行口座から自動的にチャージされます。
最初は不安でしょうから、2,000円程度の少額に設定しておけばいいでしょう。
残高が不足していると決済できないので注意しましょう。
レジでお店の人に「LINE Payで支払い」と言う
チャージできたら、まず使ってみましょう。
最初は、QRコード決済に慣れているローソンやファミリーマートで少額のものを買ってみましょう。
例えば、120円のおにぎりを買ったとして、レジカウンターでお店の人に「LINE Payで支払い」と言いましょう。
バーコードを表示させ支払い完了
スマホでコード画面を提示して、バーコードリーダーで読み取ってもらえば支払完了です。
レジでは、お店の人がまずおにぎりのバーコードをピッと読み取ってるはずです。
その同じバーコードリーダーで、あなたのスマホの画面を読み取ってくれます。
決済は、あっという間に終わります。
これまで財布を取り出し、小銭を数えて支払っていたことを考えると、あまりに早く支払いが終わるのでびっくりするでしょう。
LINE Payのメリット
クレジットカード無しで使える
LINE Pay はクレジットカードがなくても使えます。
クレジットカードをお持ちでない現金派の方も、銀行口座はお持ちでしょうから、まずはシニアのキャッシュレス決済の入り口として最適ではないでしょうか。
LINE Payはクレジットカードと異なり、登録をするのに審査や年齢制限がありません。
すでにLINEをお使いなら、アプリのダウンロードさえすることなく、設定するだけでその日から使えます。
ポイントが貯まりお得
LINE Payを使って支払いをすると、LINEポイントが貯まります。
貯めたポイントは1ポイント=1円として決済に使用できます。
決済時にLINEポイントは自動的に使用されるため「貯めたけど使い忘れて失効」というのがありません。
ポイントは「めんどくさいので気にしない」という人も多いですが、自動的にポイント消費されるのはLINE Payの大きな利点です。
ポイント付与率は利用実績に応じてかわってきますが、2019年7月まではキャンペーンがあり、QRコード決済すると最低でも3.5%ポイントが還元されます。
LINE Payでは、随時お得なキャンペーンを実施しているので消費税増税前後のさらなるキャンペーンも期待できるでしょう。
利用履歴が残る
現金だとどこで何に使ったか忘れてしまうことも多いです。
お店でレシートを貰うものの、いつの間にかどこかへ紛れて無くなっています。
その点、LINE Payでは決済するごとに通知が来て、履歴が残るので家計管理が簡単です。
送金や割り勘など多彩な機能
コンビニで少額商品を買う例を紹介しましたが、LINE Payにはオンラインショッピングの支払いに使ったり、LINE の友だちへ無料で送金したり、割り勘をしたりと多彩な機能があります。
振込詐欺全盛の今日、他人に銀行口座を知らせるのは不安ですが、LINE Payなら相手の銀行口座を知らなくても簡単にお金のやりとりができます。
あなたの周りに、LINE Payのユーザーが増えてくればどんどん使い方が広がっていくでしょう。
お孫さんへのお年玉を、LINE Payで渡す日も、そう遠くないかもしれません。
LINE Payのデメリット
とても便利なLINE Payですが、現状では使える場所がローソン・ファミリーマート・セイコーマート・ビッグカメラなど限られているのが最大のデメリットです。
LINE Payを運営するLINEは、3年間限定でLINE PayのQR決済手数料をゼロにするなど加盟店開拓にも力を入れており、毎日のように新しい加盟店が増えてます。
消費税増税までに、使える場所は急速に広がるのは間違いないので、デメリットも徐々に解消していくでしょう。
>>使えるお店一覧はこちら
また、大抵のものが買えるとはいえテレホンカード類、各種乗車券・回数券、各種商品券、切手・ハガキ、・印紙などの支払には利用できないので注意が必要です。
まとめ
消費税増税が近づくにつれ、LINE Payが使えるお店は急速に増えていくでしょう。
登録も簡単なので、今から使い方に慣れておくことをおすすめします。
ほんの少しの勇気を出して、LINE Pay 使い始めてみませんか。