わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

令和の時代、定年退職者の生活はこんなに変わる

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みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです。

年号が令和に変わりましたが、私たち定年退職者を取り巻く状況も大きく変わりました。

今年定年退職をされた方々は、おそらく昭和の時代に就職し、平成にかけてバリバリお仕事をされてきたのでしょう。

私たちが社会人になった頃、定年退職者といえば随分なおじさんで、その後の人生というのはそれほど長くない反面、退職金や年金も充実していて豊かそうでした。

ほとんどの人が持ち家を持っていたこともあり、悠々自適という言葉がぴったりというのが当時の定年退職者のイメージでした。

しかし時代は変わり、平成の間に寿命は5年伸び、退職金は1000万円下がりました。

これからは、自分で考えながら賢く定年退職生活を送っていかないといけない時代なのです。

 

+++目次+++

 

1.今の定年退職者は長生きする

今の定年退職者はかつてと違い長生きをします、平成の間に平均寿命は5年伸び、最近では人生100年時代という言葉さえ流行っています。

60歳で定年退職をしたとして、厚生労働省の簡易生命表によると、平均余命は男性23.72年、女性は28.97年あります。

同資料の別の数字では、90歳まで生きる確率は男性25.8%、女性50.2%であり定年後は30年間生きるのを前提にライフプランを考える必要があります。

これだけの期間を生きていくのであれば、お金の事はもちろん、どのように生きがいを持っているか、あるいはどのように働くのか、いろんなことを考えて過ごしていかないといけません。

 

2. 大幅に減少した退職金

退職金は平成の間に徐々に減ってきました。

りそな年金研究所の資料によれば、平成の間に1000万円も減少したようです。

かつて強固であった終身雇用が崩れたのが平成の時代です。

そんなこともあり、私たち世代の定年退職者は寿命が延びたことも含めて、退職金があるから後は安心というわけにはいきません

お金の運用や年金の賢いもらい方などお金の知識が重要になってきました。 

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出典:りそな年金研究所、企業年金ノート201811

  

3. 定年後は年金も自分で工夫すべし

我が国は言うまでもなく世界トップレベルの高齢社会です。

現在の年金は賦課方式と言って、自分たちの積み立てたお金を老後にもらうのではなく、若い世代が支出するお金を老後世代が享受する仕組みです。

老人が増え相対的に若者が減ってくるので、年金の将来については心配せざるを得ません。

今年は5年毎に行われる年金の財政検証の年なので、色々な年金関係の動きが出てくると思います。

政府が進めているのは、年金の受給できるだけ遅らすための年金の繰り下げ奨励や、できるだけ働く人たちを年金の担い手にしようという動きです。

今や年金は、一定の歳になれば定額が支給されるのではなく、いつから受け取るか、どのように増やすか自分で考える時代です。

そういった動きもよく見つめつつ、一方で2-3割年金が減るのは仕方がないという諦めも同時に持ちながら将来を考えていくことが重要です。

 

4.資産運用の環境が抜群に良くなりました

かつて個人投資家は大手証券会社から「ゴミ」という蔑称で呼ばれていた時代がありました。

富裕層でない個人が、グローバルに資産運用をしようとすれば海外で証券口座を作り投資をせざるを得ない時代です。

海外投資のためのノウハウ本「ゴミ投資家シリーズ」という本も発刊され、わたしも含め多くの人が海外投資で苦労をしていました。

時が流れ、平成の終わりの個人投資家の環境は信じられないほどよくなっています。

かつてであればプライベートバンクに頼まなければならなかったような、全世界に分散した投資がネット証券会社を使って自宅やスマホから簡単にできます。

しかも信じられないほど低コスト化が進み、私が使っている全世界に幅広く投資をする ETFであるVTなどは年間のコストがわずか0.09%となっています。

>>>【退職金の運用】シニア・ファイナンシャルプランナーが愛してやまないVTの魅力とは

つみたてNISA、iDeCo、低コストインデックスファンドの三つがあれば、若い世代であれば長期投資である程度リスクをコントロールしながら一定のリターンを享受できます。

残念ながら定年退職世代向けの、制度的な充実はまだまだですが、とりあえず使えるのはNISAと低コストインデックスファンドです。

これを上手に運用し、インフレに負けない程度の低リスク運用しながら取り崩しをし、年金と合わせて老後を過ごしていくのが基本的なセオリーです。

 

5.定年後の認知能力低下は大きな課題

元気な高齢者も徐々に衰え、体だけでなく資産運用で大事な認知能力も低下していきます。

自分だけは大丈夫と思わず、認知症になる可能性を受け入れて、これからのライフステージに応じた準備をしないといけません。

特に資産運用で認知能力が低下した場合に、財産管理や運用の仕方を身近な人々と共有できるかどうかで大きな差が出ます。

金融機関の新たなビジネスを使ったり、弁護士や司法書士など専門家などの助力を得ながら安全な終末を自ら考えるのがこれからの高齢者に求められています。

実際にすぐ利用するかどうかはともかく、成年後見制度や家族信託などの諸制度があることくらいは早い段階から知っておいたほうが良いでしょう。

関連記事>>最高裁の方針変更から、利用が低迷する「成年後見制度」の今後を考える

 

6. 定年後もITへ関心を持ち常にアップデート

昭和の終わりに退職した人たちは、携帯電話やインターネットを十分使いこなしていないようです。

その結果、定年退職ライフを豊かにするネットスーパーや SNS の繋がりなどが活用できていない人が多いように見受けられます。

でもそのことは他人ごとではありません。

私たちが寿命を終えるまでの間にも ITの進化はどんどん進んでいきます。

AI(人工知能)、ロボット、音声入力、5G、キャッシュレスなど、様々なテクノロジーに背を向けていてはワクワクした定年退職ライフは過ごせません。

テクノロジーが苦手な人もいるかもしれませんが、敬遠するのではなく頑張って使いこなしましょう。

まずは定年退職世代が使いこなすべきはスマホです。スマホがあれば様々な便利なサービスを享受できますし SNS でたくさんの情報を得られます。

重要なのは、何かを覚えれば終わりではなく常にアップデートを続けないといけないことです。

 

7.シニアの車への関わり方が変わってきた

連日ニュースで高齢者の交通事故が話題になります。

最近聞く言葉の一つに、MaaS(モビリティアズアサービス)というのがあります。

これから先、都会であれば自分の車を持つ必要はないでしょうが、都市部以外で車に乗っている人達は、自動運転などのはテクノロジーを使うのか免許を返上してタクシーなどを使うのか、車との関わり方を決断する必要があります。

まかり間違っても、人生の最後に死亡事故の加害者になるのだけは避けたいところです。

 

まとめ

平成の間に、経済的には世界トップレベルから並の国になってしまった日本ですが、令和は、わたし達定年退職者が自分のライフプランをよく考えていかなければならない時代です。

気になるのが、まずはお金の知識で、それがあるかないかでワクワクした定年退職ライフを送れるかどうか大きく異なってきます。

過剰に心配する必要はありませんが、お金の知識を十分持っていないと損をすることが多いのが今の世の中です。

私のブログが、みなさんのワクワクする定年退職ライフに多少なりともお役に立てればいいなと思っている今日この頃です。

 

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