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【定年後の生活】データが語る等身大の老後生活はこれだ

みなさんこんにちわ    

安井宏@定年退職ブログです。

定年退職すると、その後どういう生活が待っているのか不安がいっぱいだと思います。

個々人の将来の生活はわかりませんが、政府などの各種データを基にざっくりと「平均的にはこんなふうに暮らしている」という等身大の老後の姿を描き出してみました。

 

+++もくじ+++

 

暮らしぶりは不安なし

一番気になる経済的なゆとりについては2/3の人達は暮らしに心配がないと感じています。

ニュースになるような老後貧乏というのはかなり限定的なケースでほとんどの人はほどほどの暮らしをしているようです。

ただ高齢者世帯の所得は他の世代から比べると低く、それでも何とかやっていけるというのはそれだけ支出も減らしてるんだと思います 。

60歳以上の者の暮らし向き

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 出典:平成30年版高齢社会白書

 

収入の大半は公的年金

年金受給世帯のうちの2/3は収入の8割以上が公的年金だけです。

やはり老後を支えるのは公的年金です。現在の世代に比べ多くもらっているかもしれませんが公的年金にかなり依存しても最低限の生活はできそうです。

生活保護を受けている受給者は65歳人口の2.86%です。

所得の格差を表すジニ係数(不平等度を測る指標、0に近いほど平等)は年齢が上がるほど格差があることを示していますが、2005年と2014年の10年間の変化はごくわずかです。

年齢階級別ジニ係数

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 出典:平成30年版高齢社会白書

 

現役世代に比べて貯蓄残高は多い

貯蓄の現在高は他の世代に比べ1.5倍ほどあり、その 目的については万一のためというのが60歳以上でも多くを占めています。

貯蓄の目的を子供や家族に残すためという考え方をする人は5%以下で、ほとんどの世帯が自分たちの世代で使い切ろうとしています 。

全世代の金融資産のうち2/3を60歳以上の世代が持っており、その傾向は年々強まっています。

世代別金融資産分布状況

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出典:平成30年版高齢社会白書

 

まだまだ働く高齢者

60歳を過ぎても多くの人が働いていますが、65歳を超えて働いてる人も急速に増えてきています。

労働力人口に占める65歳以上の割合は12.2%ということで、働くひとの8人に1人は65歳以上です。

その比率は年々高まっており、例えば2007年の8.2%が2017年で12.2%となっています。

ただし65歳以上では男女とも7割以上の人が「非正規雇用」で働いており、正社員雇用が65歳以降まで続いてるわけではないようです 。

働いてる高齢者の意識として、「働けるうちはいつまでも働きたい」という人は42%であり、多くの人が高齢期になっても就業意欲が高い様子がわかります。

あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか

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出典:平成30年版高齢社会白書

 

高齢者の体力は若返り、知力も健在

体力テストのデータからは、年々スコアが良くなっているすなわち若返ってきていることが読み取れます。

日常生活に制限のない期間、すなわち健康寿命は年々伸びています。

平均寿命の伸びに比較しても伸びが大きく、すなわち不健康な期間が短くなってきています。

日本の高齢者の知的能力を各国比較したデータでは、数的思考や読解力はOECD平均を大きく上回っており、日本の高齢者は高齢期になっても体力・知力共に充実していることがわかります。

レジャーについても活発になってきている。

男女70代のレジャー活動行為者率の時系列変化

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 出典:放送研究と調査APRIL2017(NHK)

 一方、高齢者になるほどテレビの視聴時間は長く、70歳以上では毎日5時間以上テレビを見ている。

 一日のテレビ視聴時間

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出典:2015年国民生活時間調査(NHK放送文化研究所)

 

75歳以降は介護や医療が身近に

65歳以上で介護の介護が必要な人は増加していますが、特に75歳以上ではその割合が高くなっています。

75歳を超えると3人に1人は介護が必要なようです。

要介護認定の状況

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出典:平成30年版高齢社会白書

介護が必要な人のうち73.5%は自宅で介護を受けたいとのことです。

誰に介護を頼みたいかということでは男女で大きく答えが分かれています。

男性の場合は配偶者に介護されたい、女性の場合はヘルパーなど介護サービスの人というのが一番多いです。 

65歳以上の死因を見るとがんが一番多く、心疾患、肺炎の順になっており、この三つで死因の半分を占めています。

70歳を超えると医療費も大幅に高くなっていきますが、医療保険制度のおかげで自己負担の増加は限定的です。

年齢階級別一人あたり医療費、自己負担額及び保険料

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出典:平成29年度版厚生労働白書

 

交通事故は減少をするも犯罪は増加

高齢者の事故がニュースにはよく出てきますが、数値で見れば75歳以上の運転免許保持者あたりの死亡事故件数の割合は減少傾向にあります。

一方、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの被害者の約8割が60歳以上ということで、高齢者が狙われている深刻な状況にあります。

振り込め詐欺の認知件数・被害総額の推移

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出典:平成30年版高齢社会白書

 

地域の交流

地域での付き合いの程度では女性に比べ男性が購入が少ない傾向にありますまた一人暮らしの60歳以上の人の4割を超える人が孤独死を身近な問題と感じているようです。

インターネットの利用は高齢者でも増えており70歳以下の層では75.7%、4人のうち3人はインターネットを使っているようです。

利用者の年齢階級別インターネット利用率

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出典:平成30年版高齢社会白書

 

まとめ

高齢者の生活実態はもちろん人によって違うのですが、少なくともデータで見る限り新聞を賑わすような悲惨な状況は極めて稀なようです。

サラリーマンの定年退職者のように厚生年金があれば、ほどほどの生活が保障されているというのが今の日本の姿のようです。

「長生きリスク」「老後貧乏」などという週刊誌や金融機関の、危機を煽る言葉を鵜呑みにせず、ゆたかなセカンドライフを過ごしたいものです。

 

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