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【ウィズコロナ時代】定年後を有意義に過ごすヒント

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職FPです。

最近、若い人の間でFIRE(Financial Independence Retire Early)なる言葉が注目を集めています。

早い話がお金をためて、会社から自由になろうというものです。

雑誌や単行本で色々特集されていますが、多くはFIRE後の楽しい人生を紹介し、それに至る道として「節約で支出を最小化」か「資産運用でRIRE後の資金を確保」の2つを紹介するものが多いようです。

定年退職した私には既に当たり前ですが、やりたくないことに時間を割くことなく、やりたいことだけをするのが定年退職者の特権です。

人生の終盤は迫りくる老いを意識せざるを得ず、残された時間の中でいかにハッピーを詰め込むかの知恵が問われます。

 

+++もくじ+++

 

1. わがままが人生の日常

若い人のTwitterなどを見ていると、老人のわがままへの批判が多いです。

他人に迷惑をかけるのは論外ですが、定年後こそ自分のやりたいことを自由にできるのですから、他人の目を気にせずわがままに過ごしてもいいのではないでしょうか。

孔子ではないですが、定年後は「心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」でいきたいものです。

わがままができるとはいえ、定年後の最大の壁、制約要因は健康寿命です。

長寿になった日本人は、定年後も20-30年生きるのは普通ですが、元気に旅行したりできるのはせいぜい10-15年と心得て、無駄な時間を過ごさないことが大切です。

   平均寿命と健康寿命の差 

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出典:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000637189.pdf

 

2. 人生の終わりが近づくとお金はどんどん無価値に

若い人が考える「定年後の問題」の一番大きいのはお金だと言われています。
しかし定年した人たちが実感するのは「お金より健康」ということでしょう。
しかもお金というのは、人生の終わりが近づくと価値を失います。

 お金の価値は、それを他のモノやサービスに交換できるところにあります、しかし交換が必要、交換したいという意志が働く前提として人間の欲望があります。

若いときは、欲しいもの、したいコトが多すぎてお金はいくらあっても足りません。

しかし、年齢を重ねると欲が低下してきます。

欲しい(交換したい)モノがなくなればお金はあなたにとって無価値になります。

どんな人も、いつかは必ず死ぬわけですが、死の直前になってものが買いたい人はいないでしょう。

言うまでもなく、間もなく死ぬ人にとって価値のあるのは、家族の優しい声かけなどお金で買えないもので、お金はもう要りません。

つまり、お金は人生の終わりが近づくと、どんどん無価値になるのです。 

お金を有効利用できる、生きたお金を使える期間は短いです。
定年後はゆっくりでなく、大急ぎでお金も使って人生を充実させましょう。

 

3. 人生やることリストを夫婦で共有 

定年退職後に「やることが見つからず時間を持て余す」というのはよく聞く話です。

これを解消するには、人生やることリストの作成がおすすめです。

「100項目リストアップする」などと粋がらず、「テレビを見てここへ行きたい」、「他人のブログを見て自分もしたい」と思ったときに、忘れないうちに書き留めておきましょう。

「ああ暇だ、やることがない」そう思った際に、リストを見直せばきっとやることが見つかるでしょう。

できればリストは夫婦で作成するのがおすすめです。

作成過程で夫婦の会話が弾むのはもちろんですが、いずれ来るパートナーの死を乗り越えるのにも役立ちます。

夫婦で作成しておけば、どちらかが先立っても「まだやり残したことがある」と、その後の人生の支えになるでしょう。

 

4. ライフプランで安心を確認

銀行などが老後の不安を盛んに煽っていますが、実際に老後を迎えた方のアンケートでは、むしろ健康などの不安が強く、お金の不安はそれほどではありません。

内閣府が60歳以上の男女1,755人に対して調査を実施した「高齢者の経済生活に関する調査」では、60歳以上の人の約4分の3が心配なく暮らしているという結果が出ています。 

とはいえ、定年後を自由に楽しむためには、金銭的な安心感も重要です。

専門のファイナンシャルプランナーに相談するのもいいですが、定年後のライフプランづくりは実はとても簡単です。

というのは、若い夫婦と違い、この先にほとんど大きな人生イベントがありません。

若い世代なら、結婚、家の取得、子供の教育費などなど考慮すべき変数が多く、専門家の手を借りたほうがいいかもしれません。

しかし定年後は、考慮すべきは

  1. 現在の資産
  2. 年金見込額
  3. 自分と配偶者の余命

くらいで、EXCELなどでも簡単に作成できます。

特に、自分で作成するメリットは、随時見直せることです。

定年後は時間もあるので、夫婦であれこれ話し合いながら作成するのがおすすめです。

 

5. 旅行こそ定年退職者の出番

定年退職者に人気なのは、今も昔も旅行です。

コロナ禍の前までは、世界一周旅行や夫婦でクルーズ船旅行が憧れの存在でしたが、新型コロナウィルスのせいで状況は一変しました。

私もこれまで世界50ヶ国を旅した海外旅行好きですが、当面海外旅行を以前のようには楽しめないのが残念です。

今はGoToトラベルキャンペーンを利用して国内旅行を集中的にしてますが、改めて日本の魅力を再発見した気がします。

GoToトラベルキャンペーンは、旅行を通じて経済を回そうという政府の施策です。

関西在住のわたしは、7月以来よく利用してますが、実感としてコロナ対策が徹底されていることに感心しています。

もちろん、コロナ対策していることが宿泊施設にとってGoTo参加の条件だからそうなのですが、旅館の入口で検温されたり、レストラン朝食がバイキングから定食に変更されたりで、旅行者の方も自然にコロナ対策を意識してしまいます

賛否のある施策ですが、時間のある定年退職者こそ、政府の施策に協力して地域経済を回していくと同時に、自分もしっかり定年後をエンジョイすべきでしょう。

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6. 投資はインデックス投資に限る

先日も高齢者が詐欺まがい商法で被害にあった事件が報道されてました。

若い頃から投資に親しんでいれば、相場観が出来て「うますぎる話」には騙されないと思いますが、騙された人の今後の老後生活に思いを馳せると、こちらも悲しくなってしまいます。

世界最悪とも言われる日本政府の債務などを考えると、インフレ対策としても、リスク低めの資産運用を、定年後も続けることは重要です。

趣味として一日中チャートを眺めたい人は別として、貴重な定年後の時間を投資ではなく、他の趣味に使いたい人にとっては、世界に幅広く分散投資し、手間を掛けないインデックス投資がおすすめです。

投資の際は、リスクを取りすぎないのがいちばん重要なことです、定年後は退職金など大きなお金をお持ちの方も多いので、くれぐれも大やけどしないように慎重に行きましょう。

 

まとめ:アフターコロナに向けて

新型コロナウィルスは、世界中の社会経済を一変させてしまいました。

もはや定年後の海外旅行は当分望めません。

コロナ禍の収束を待つのもいいですが、定年退職者には残されている元気な時間は多くはありません。

3密を避ける、手を洗うなど適切なコロナ対策をとりつつ、有意義な時間をすごしていこうではありませんか。

 

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