わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

キャンピングカーの特権「車中泊」報道について懸念すること

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みなさんこんにちは

安井宏@定年退職FPです。 

先日、トイファクトリーという国内大手のキャンピングカー会社のユーザー会に参加してきました。

200台近いキャンピングカーがずらりと並ぶ大規模イベントで、晴天のもと2日間に渡って楽しみました。

キャンピングカーは、手軽に車中泊ができることから定年後シニアなど愛好者が急増中です。

今回のイベントでも、わたしのような定年後夫婦、ペットを連れて旅行する夫婦、子どもたちを自然豊かなところでのびのび遊ばせる友人グループなどが、キャンピングカーライフを満喫していました。

そんななか、誤解を招きかねない気になる報道が流れてきました。

 

+++もくじ+++ 

 

1.増加するキャンピングカー愛好者

全国各地でキャンピングカーショーが大規模に開かれるなど、キャンピングカーへの関心が高まっています。

日本RV協会のキャンピングカー白書2018によると、国内キャンピングカー保有台数が10万台を突破したということで、10年で倍増の勢いです。

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https://www.jrva.com/jrvanews/detail.php?assoc_news_cd=107 

ユーザーの年齢別では、60歳台が40.8%と最も多く、70歳以上を含めると全体の約半分が60歳以上とのことで、まさにキャンピングカーが定年後を楽しく過ごすためのツールであることを示しています。

キャンピングカー購入の目的でも「夫婦2人で旅行を楽しむため」が半数以上の54.5%を占めたほか「ペット連れの旅行に最適と判断したため」も39.7%あるとのこと。

 

2.定年後ライフにぴったりなキャンピングカー

キャンピングカー愛好者が増えるのは、旅館の予約・チェックインなどに縛られず自由気ままな旅行ができることが最大要因だと日頃感じています。

ペット連れでも遠慮なく旅行でき、テントキャンプに比べれば遥かに手軽で、スキー、釣りなどの道具を運ぶとともに前泊して早朝からレジャーを楽しむのにも最適です。

もちろん経済的な旅行ができることから、天候を気にせず長期に渡って自由に旅行したり、夫婦水入らずの環境を静かに楽しめるのも特徴です。

宿泊費を浮かした分、ちょっと贅沢にご当地グルメを食するのも楽しみの一つです。

そのキャンピングカーのキーワードは「車中泊」、いわば家が車に乗って移動するようなものです。

日本では、いたる所に日帰り温泉やコンビニ、レストランがあることもキャンピングカーの手軽さを支えています。

最近では、自然災害の多いことを反映し、動く防災用品としての機能にも注目が集まっています。

 

3.気になる「車中泊」問題報道

そんな中、気になるニュースが流れました。

10月24日にNHKニュースウォッチ9で放送された番組はひどいものでした。

番組の趣旨としては、貧困支援団体の活動を伝えるもので、仕事や住まいを失った人たちの支援をするNPOの夜回り活動を伝えており、妥当な内容です。

問題は、道の駅などに困窮した車上生活者が集まっているように描かれていること。

もちろん、困窮した人たちの一定数が車中泊をしているのは事実でしょうが、「道の駅の駐車場には10台以上の車が...」とキャプションのついた番組を見れば、夜の道の駅に「車中泊難民」が集まっているように偏見を持ってしまいます。 

貧困支援をされている人たちは、早速この話題に食いついています。 

いうまでもなく、支援を必要とされる方にサポートするのは大切なこと。

ですが、車中泊のイメージ悪化で、各地で車中泊禁止などの動きが広がるのが心配です。

これまで地域振興のため、車中泊に寛大であった道の駅管理者なども、ニュースをきっかけに車中泊禁止にしようと考えてもおかしくありません。

わたし自身、道の駅などで仮眠することもありますが、多くのキャンピングカー愛好者はキャンプ場などで自然を楽しんでいます。

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また、最近では、日本RV協会が道の駅や駐車場を有する企業と共同して設置するキャンピングカー専用の宿泊スペース「RVパーク」が続々誕生しています。

24時間利用可能なトイレなどを備え、安心して車中泊ができる有料スペースがすでに全国に100箇所以上開設されています。 

今回の報道が、このような健全な車中泊ブームに水をささないか心配です。 

 

4.健全な車中泊の普及を期待

車中泊はそれ自体を目的として楽しむと言うより、キャンプ、サイクリング、スキー、観光などと組み合わせ、豊かな時間を過ごすための手段です。 

NHKの影響力は大きく、今回の報道が、このような健全な車中泊ブームに水をささないことを期待したいものです。