わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

金融知識で武装し、高齢者を狙う詐欺や犯罪から身を護る

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みなさんこんにちわ

安井宏@定年退職FPです。

世界トップクラスの超高齢社会になった日本ですが、高齢者が犯罪のターゲットになることが増えています。

現役時代に汗水たらして蓄えた金融資産や退職金は、あなたの豊かなシニアライフを支える大切なものです。

これら詐欺などから自分を守る武器は、お金の知識です。

 

+++もくじ+++

 

犯罪集団のターゲットは高齢者

世界トップクラスの超高齢社会になった日本ですが、高齢者が犯罪のターゲットになることが増えています。 

警察庁発表の平成29年7月の資料によれば、65歳以上の高齢者を被害者とした 刑法犯認知件数自体は減少傾向にあるが、刑法犯認知件数に占める高齢者の割合が上昇しており、高齢者相手の犯罪の多さが際立つ形になっています。

出典:平成30年版高齢社会白書

 高齢者に資産が偏っていること、また若者の貧困問題の深刻化など、いろいろありますが、定年退職世代の私たちをとしては自分たちを守るのが第一で、金融に関する知識は、その大きな武器です 

国内では低金利が長引いていますが、この低金利を背景にお年寄りを狙った詐欺事件が多発しているのは悲しいことです。

 

老人喰いで描かれた異常な価値観

 鈴木大介著の「老人喰い」は、 詐欺集団を加害者の側から描いた作品です。

 詐欺グループも古典的なオレオレ詐欺から進化し、企業の様に組織化され、なかなか素人には太刀打ちできないようで、読んでいて頭がクラクラするくらいリアリティのある作品でした。

中でも、裕福な高齢者と自分たちの階層格差を見せつけて、高齢者から金を奪うことが正義であるかのように語る、詐欺グループ指導者の語り口には戦慄を覚えました。

 

お金の知識が身を護る

古くは豊田商事事件や、円天という疑似通貨を使った詐欺事件など、老人が「老後の蓄え」を奪われる悲惨な事件が後を絶たないですが、被害者には申し訳ないですが、彼らにも欲張りすぎた落度が無かったわけではないでしょう。

 

ある程度お金の知識があれば、例えば年間20%で元本保証と言ったお話が、詐欺であることはすぐに見抜けると思います。

ぜひ、このブログの読者にはお金に関する、常識的な数値を覚えて頂いて、詐欺に遭わないようにしてもらいたいと思います。

たとえば、元金を2倍にするには、金利7%でも10年かかるとかいう計算できると、詐欺グループが持ってくる非常識な高金利金融商品は、すぐにわかるのではないでしょうか。

 

金融機関もあなたを狙う

詐欺は犯罪で警察のお世話になる話なのですが、もう一つわれわれ定年退職世代が気をつけなければいけないのは、犯罪行為ではないですが、不適切と私が思っているような金融商品のことです 

ご存知の通り、金融の世界はハイリスク-ハイリターンと言われています。

もちろん誰もが欲しいのは、ローリスクでハイリターンのものですが、そんなものがあれば買たい人が見つけて買い占めてしまうので、残念ながらそんな話はありません。

では、 ハイリスクなものはすべてハイリターンでしょうか。

残念ながら銀行その他で売られる商品のうち、リターンは少ないですがリスクやコストだけ大きい商品もあるのが残念な現実です。 

投資というのは、リスクを取って一定のお金を市場に投じ、それのリターンを享受するわけですが、享受すべきリターンを全て自分たちに返ってくるのではなく、銀行や証券会社に中抜きをされていることを、しっかりと認識したほうがいいと思います、我々はそれをコストと呼びます。

言い方は悪いですが、証券会社や銀行は、私たち個人にリスクを取らせてリターンは自分たちが中抜きしようとしています。銀行はかつては行儀の良い企業でしたが、厳しい環境にさらされ、証券会社同様の手数料ビジネスを展開しています。

なんでも相談して下さいと、親切に近づいてくる銀行員は、貴方とは利益相反関係にあると肝に銘じましょう。 

さすがに最近は、金融庁が利用者保護の観点から「長期・積立・分散投資」を進める方向に動いており、金融機関が発売する商品も徐々に改善されてきつつはありますが、 例えば年間に1%に2%しか収益が予想されない商品を売るのに、最初の売買手数料が2パーセント取られたり、あるいは年間の口座維持手数料が1%だったりするとどうでしょう、こんな商品を買うのは馬鹿らしいと思いますよね。 

ただ、こういった商品は詐欺でもなんでもなく、貴方が日常使っている銀行などで売られているものです。

しかも、先方は金融のプロこちらは素人ということで、ほとんどよくわからないようなごまかし方をされていると言ってもいいと思います。

ましてや、給与や退職金を振り込む銀行の場合、こちらの財布は丸分かりで、始める前から勝負はついています。あなたが普段取引している銀行の職員の方を、人柄で判断してしまったりしてないでしょうか。

 もちろん先方も購入の時は、詳しく説明したことになっておりますが、実際には説明を聞くこと自体大変で、小さな字で書かれた紙をもらったりする事で済まされたりします。 

このブログの読者の人達には金融商品のコストに、敏感になってほしいと思います。皆さんの大切な年金を運用しているGPIFが出しているリターンの成績が3.7%だとか、私がお勧めする10年物個人向け国債が0.05%と言った水準を覚えておいていただければ、手数料が1%パーセントとか、さも当たり前のように言われたときに、それがいかに大きいか理解出来て、適切な対応が出来ると思います。

 

まとめ

定年退職世代には、たくさん時間があります。

慌てて近くの銀行で勧められるままに投資信託などの金融商品を買うのはやめましょう。ゆっくりじっくりいろんなことを調べて、それから行動しても十分間に合いますよ。

 

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