みなさんこんにちは
安井宏@定年退職FPです。
50歳を過ぎた頃、定年が目の前に見えてくると、いろいろブログやツイッターをフォローしながら、定年退職後の生活をイメージしつつインターネットで情報収集に努めました。
しかしながら、ほんとうの意味で自分に役立つブログは少なく、わたし自身がこの「わくわく定年退職ライフ」のブログを書くことにしました。
金融機関が提供する情報は役に立たない
インターネット上の情報は非常に参考にはなったのですが、結構な違和感がありました。
特にお金の部分には違和感があり、ファイナンシャルプランナーなどが書いたのはどれも同じでした。
定年退職をしてもそれからあなたの時間は30年あり、その間の生活費はこれだけかかる、とかいう類です。
また、ありあまる時間は孤独には過ごせないから趣味を持ちましょう、起業しましょうなんてものです。
なぜそうなるかと言うと、金融機関は商品を売って、手数料を稼ぐのが目的なので、不安を煽るのがもっとも手っ取り早い方法です。
全く根拠なしでは、不安を煽れないのでアンケート調査などを引用してますが、定年後の人生は個人差が多く、こんなものだと決めつけるのは間違いです。
人生の終末が近づくとそれほどお金はいらない
定年後の人生をイメージするためには、周りにいる先輩たちや街で見かける高齢者を観察するのが近道です。
平日の昼間に街を歩けば、高齢者が街多いことに気が付きます。
確かに厚生労働省の平均余命などを見ると、そう簡単には死なないのでそれに備えたお金が必要だという風に思います。
でもちょっと考えてみてください、あなたの周りにいる80歳を超えた人たち外に出てバンバン遊んでますか。
結構家の中でテレビとか見てるんじゃないでしょうか。
定年後の人生の中でも、60歳代あるいは70歳代半ばまでの時間は特別です。
ベストセラー「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)」を書いた楠木新氏はこの期間を「黄金の15年」と名前をつけています。
よく若い頃に「苦労は買ってでもしろ」と言われなかったでしょうか。
定年後の「黄金の15年」は蓄えた資産や退職金を有効に使い「苦労を遠ざけ」充実した生活を送る最後のチャンスです。
定年になったばっかりのあなた! 海外旅行をしたりスポーツをしたりジムに行ったりまだまだお金を使って楽しめます。
定年退職からの10年と、その後死ぬまでの時間では必要とするお金が全然違います。
このことを意識するかどうかは、定年後の人生を充実させる上で大きな違いとなります。
60歳台で賢くお金を使うのが理想
お金を貯めて棺桶に持って入るのが目的ではありません。発想を変えて本当にお金が生きてくる時に使うのがいいんじゃないでしょうか。
わたし自身も2018年に退職して以来、アクティブにいろいろ挑戦しています。
私もお金の専門家=ファイナンシャルプランナーとしての知識を活かし、ライフプランを作ってます。
しかしそれは標準的なライフプランではなく、60歳代はかなりお金を使うように計画をし、それ以降は比較的お金のない生活に耐えれるようにしています。
金融機関の関係者にそんな事を言うと「長生きリスクに備えよう」と言われ、保険やいろんな手数料の高い金融商品を売りつけようとしてきます。
でも安心してください。そんなことないですよ。
80歳を超えてるテレビの前でじっとしている元サラリーマンは、厚生年金だけでも最低限は暮らせます。
最悪それでも暮らせると思って退職金や現役の時にためた金融資産をできるだけ60代で活用しながら豊かな生活を送ってみませんか。