わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

定年退職世代こそ医療保険を見直し家計の改善をすすめよう

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 こんにちわ

安井宏@定年退職ブログです。

 定年退職世代のみなさん自分の健康に自信はありますか?

残念ながらそもそも高齢になれば病気になりやすいです。健康不安とお金の不安は、ゆとりある生活を蝕む二大不安です。

 これに医療保険やがん保険で備えをしている方も多いことでしょう。

でも、一度立ち止まって医療保険の効用を考え直しましょう、ほとんどの人にとって医療保険は不要かもしれません。

 

 

シニア世代と病気

誰もが年齢を重ねてくると、一つや二つ病気を持っています。

病気の不安から医療保険がん保険などに入る人が多いです

実際高齢になれば病気と付き合うことが多くなりますし、最後はほとんどの場合、病気で亡くなることになります。

 

厚生労働省が年齢階級・性別死亡数・死亡率という数字を出してますが、

60歳以上だと、がん・心疾患・脳血管疾患の3つの死因でほとんどの人が死亡しており、事故などで亡くなる人は3%未満です。

 

つまり定年退職世代の皆さんも、いずれ「病気」で死ぬということはほぼ確実ということです。

残念な話ですが人間も生物である以上、逃れられないことです。

病気については、悲しみ苦しみなどあまり良い話はありませんが、お金の事だけで言うと実は話はとてもシンプルです。

 

高額療養費制度

皆さん心配されるのは、公的医療保険だけでは入院や先進医療の費用に対して不足するということ。

それに備えるために医療保険やがん保険を活用しようと言うことではないでしょうか。

 

日本では健康保険制度が充実しています、年齢や所得によって少し違うのですが100万円の医療費がかかったとしても窓口で支払うのが原則3割30万円です。

 

さらに高額療養費制度というのがあります。

 

高額療養費制度は、医療費の家計負担が重くならないよう、医療費が上限額を超えた場合、その超えた額を支給するもので、上限額は、年齢を所得に応じて定められています。

また、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。

 

つまりこの程度のお金であれば貯金があれば十分でわざわざ割の合わない保険に入る必要はないと思います

 

<試算例>

例えば70歳未満の一般的な収入の人が、一ヶ月100万円の医療費がかかったとして、窓口で払った額が3割の30万円でも、申請すれば限度額を超えた21万2570円が還付され自己負担限度額は8万7430円になります。

さらに、70歳以上になると負担額は更に下がります。

 

この金額は保険で備えるというより貯金で準備する金額であると思います。

 

先進医療についても、そもそもネーミングが悪く「費用は高いが素晴らしい治療」と思われますが、「将来的に健康保険で受けられる治療として認めるかどうか、有効性・安全性を確認している段階の治療」というのが本当のところです。

 

実際、先進医療は医療保険のコマーシャルで喧伝するほど受ける人は多くなく、費用も低額です。

厚労省資料によれば、平成28年度に先進医療を受けた人は、わずか2.5万人で、医療費の平均は74万円です。

これも貯金でまかなえる額ですよね。

 

実は私自身も 昨年趣味のスキーで骨折をして人生で初めて入院手術というのを経験しました。

もちろんかかった費用はそれなりなんですが窓口では3割しか支払わないで良かったのに加え、後々さらにお金の還付もあり実質的な負担感はそれほどありませんでした。

 

いざというときも、こうした手厚い公的制度で守られていることを知らないと、無駄な医療保険に入ってしまうことになります。

 

なお、窓口で払いすぎた分の還付の時効は2年なので、その間に申請を忘れたり、そもそも制度を知らなかったりすると大損します。

しっかり制度を理解して使える制度は使いましょう。

資産運用だけでなく、あらゆる場面でお金の知識は身を助けてくれます。

 

保険の本来の役割は不幸の宝くじ 

保険は不幸の宝くじという言い方もあるように 非常に不幸なことが起こった時に金銭的な 不安がないように入るものです。

 

医療保険は保障を買う金融商品でありながら、投資信託のような透明性がありません。

ライフネット生命の社長である、岩瀬大輔氏が、生命保険のカラクリがん保険のカラクリという本を書いていますが、業界内部から見ても医療保険が合理的な商品かどうか疑問を投げかけられてます。

  

あくまで保険は病気になった時の金銭的な不安を解消するためのもので、がん保険に入ったからがんにかからないわけではありません。 ←これ大事

テレビで消費者の感情に訴えかけるような宣伝がされており、合理的な判断より感情優先で医療保険を販売しているように思います。

万一に備える、あるいは公的医療保険を補完する機能が、ないがしろにされていることも問題だと思います。

 

がん保険に入ったらガンにかからないかのように錯覚をさせるのは、マーケティングとしてはそうなのかもしれませんが定年退職世代の人たちは知識で武装して決して引っかからないようにしましょう。

 

医療保険は入院などをした際に日数に応じて払われわすが、そもそも入院日数はどんどん減っています。

イギリス王室のキャサリン妃が、出産後7時間で退院して話題になりましたが、日本でも入院日数はどんどん減っています。

厚生労働省の患者調査でも、若い人だけでなく65歳以上の高齢者でも入院日数がどんどん減っているのがわかります。

 

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ただし、若い頃から入っている「終身」医療保険は、若い頃に積立てた金を病気になりがちな高齢期に回収するモデルなので、上記の高額療養費制度をよく知ったうえで、自分の体調や自分の家系なども考慮して引き続き利用することまでは否定しませんが、あくまで限定的に捉えるべきと考えています。

  

高齢になればほぼ確実に病気になりお金がかかります。

医療保険については日本の場合は、世界に誇る皆保険制度があるのでまずそれを使うのが原則です。

高齢期になれば病気になりやすいのは確かですが、十分な知識を持つことを前提に日本の恵まれた医療保険制度を使えば、本当にかかるのはごくわずかです。

むしろコストの高い保険に入るよりも 自分で預金を持って備えるのがおすすめです。お金は使途を限定せず、何にでも使えるからこそ価値があるのですから。