わくわく定年退職ライフ

ちょっとのお金の知識で豊かなシニアライフ

定年退職世代は、自分で勉強することでしか資産は守れないと自覚すべき

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みなさんこんにちわ

安井宏@定年退職ブログです。

定年退職を契機に投資信託を始めた方も多いと思います。

日経新聞に「投信で損失 個人の半数」というひどい記事がのっていて衝撃を受けてしまいました

定年退職世代の人は、そろそろカモを卒業して、ほんの少しだけ勉強し、自分のお金・資産を守りましょう。

 

+++もくじ+++

 

 

金融庁の調査結果

金融庁調査を元に、各新聞が詳細に報道しています。

投資信託を保有する個人投資家の半数近くが損失を抱えている――。金融庁が投信を販売する銀行に実施した調査で、こんな実態が明らかになった。 

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 www.nikkei.com

 ここ数年は世界的に金融緩和で投資環境は良く、多少の幅はあるにせよ大きく個人が利益を上げているはずと考えていましたが、実態は違うようです。

言うまでもなく、それは個人投資家が金融機関の回転売買や高い手数料の金融商品販売の犠牲になっていることを示しています。 

 

程遠い「顧客本位の営業」

金融庁はかねてから「顧客本位の営業」を強く求めていますが、金融機関は自らの利益を増やすことにしか興味がないことを露骨に数字が示しています。 

金融機関が違法なことをしているわけではないので、取り締まるわけにはいきません。 

今後どの株が上がるだとか、どのテーマの投資信託がいいだとか、新しく設定された投資信託がいいだとか、そう言った言葉に騙されてはいけません。 

金融機関に資産運用の相談に行くというのは、まさにカモネギです。

しかし、実際にはカモネギまっしぐらが、大半の定年退職者が通る道のようです。

以下の調査結果でも、退職金の運用検討で一番良く利用されているのが金融機関なのですから。

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 出典:資産運用アドバイスを求めて彷徨う定年退職者たち|2015年4月号|金融ITフォーカス|刊行物|NRI Financial Solutions

 藤野英人さんの著書「さらば、GG資本主義~投資家が日本の未来を信じている理由~ (光文社新書)」という本に、悪徳商法に見立てて「壺売り」と呼ばれる退職者に売り込む手口が再現風に描かれています。要約すると

  • 退職金が振り込まれた退職者を支店長と若手が訪問
  • 支店長が自尊心をくすぐる話をして顧客を持ち上げる
  • かわいげのある若手を担当につけフォローさせる
  • 若手は足繁く退職者のもとに通い信頼を得る
  • 最後に手数料が高く本人の資産形成に役立つかどうかわからない商品を売る

というものです。

給料や賞与の振込口座のある銀行は、あなたの属性や財布の中身を知り尽くしています。

金融機関に行けばファイナンシャルプランナーなど、専門家があなたの相談に親切にのってくれますが、彼らの給料は金融機関が払っていることを忘れてはいけません。

退職金は長らく我慢して働いた最後の成果です、そんなものを金融機関に貢ぐっていうのは最悪です。

 

高い投資信託が良い商品ではない

銀行で勧められるような、販売手数料や信託報酬が割高な、高コスト投資信託でも、高いリターンを上げていれば納得できるのですが、そんな事はありません。

金融庁の資料でも、コスト・リターンを検証したところ、両者に明瞭な関係が認められず、コストに見合ったリターンは必ずしも実現していない」と述べており、同じものなら安いほうが良いというのは、スーパーで食品を買うのも、銀行で投資信託を買うのも同じです。

 

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https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20180629-3/03.pdf

投資信託のリターンは、「わが国の株式に投資しTOPIXと連動する投資成果を目指す」などという投資方針でほぼ決まっておりどこの窓口で買うかとか、ましてやどの行員から買うとかで決まりません。

これはファイナンシャルプランナーである、わたしなどからすれば常識なんですが、残念ながら「あそこの銀行は信頼できる」「付き合いのあるあの行員は信用できる」などといって、高コストの投資信託を買う人がいるのは残念です。

 

定年退職世代こそ正しいお金の知識を

こういった間違った道に進まないためには、定年退職世代など個人投資家自らが勉強をして金融機関に騙されないようにすることです。 

勉強と言っても実はそれほど大変なことではありません。

自ら持っている資産のうち、リスクにさらしてもいい資産の比率を考えます。

あとリスク資産については、幅広く分散された低コストのインデックスファンドを買って、そのまま放置するだけです。 

難しいようでいて、実は下に紹介するような良書を1冊読むだけで実行できる程度のものです。 

www.teinen-wakuwaku.com 

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まとめ

金融機関に厳しいことを書きましたが、定年退職世代も金融機関など専門家や権威に頼る姿勢を改め自立しましょう。

世の中の大半の金融資産は高齢者に所有されています。

せめて子や孫のために使うとか、投資を通じて社会にお金が回るようにするなど、多くの金融資産を持つ退職者や高齢者自身も賢い使い方をするようにしないといけません。

  

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