ファイナンシャルプランナーの得意技とも思われるライフプランですが自分で簡単に作ることができます。
将来についてだいたいどの程度のお金がかかるのか、なかなか自分で想像がつきません。
ファイナンシャルプランナーに相談して、ライフプランを作成してもらうと、彼らは、老後の生活ゆとりある生活は何万円、介護には何万円などと数字使って説得力のある説明をしてくれます。
本当のところ、あなたが実際にどの程度の費用が必要になるのか誰も分かりません。
普段からきちっと家計簿をつけていれば大体の必要額は分かると思います。
また住宅ローンのようにかなり先まできちんと数字を出ているものもあります。
とはいえ、介護やリフォームなど先のことで全く想像ができないものもあり、目安の数字がないと全く将来が見通せないので、ファイナンシャルプランナーが言う数字は全くあてにならないわけではありません。
ファイナンシャルプランナー達はその数字をどこから持ってきてるのでしょうか。
もちろん一つ一つの数字には政府の調査や民間の調査など、いずれにしろ根拠はあります、ただ一つ一つの数字原典に当たってくのはとても大変ですね。
今日はネタバレになるのですが、ネタ元とも言える本をご紹介しましょう 。
本の名前は、ライフプラン情報ブック、値段にしてわずか200円(送料別)です。
公益財団法人生命保険文化センターという団体が発行しているものですが、生命保険文化センターは、公正・中立な立場で生活設計と生命保険に関する情報を提供しているとのことです。
とはいえ、役員の構成などを見ると、生命保険の人たちが多く入っていて国民に情報提供をするといいつつ、生命保険会社にかなり肩入れした団体だと思って付き合った方がいいと思います。
誤解を恐れず断定してしまうと、生命保険会社に属するファイナンシャルプランナーのためにネタを提供しているような財団法人です。
財団法人なので営利を目的としているわけではなく これ自体は全く問題ありません。
ただこれを使って金融機関のファイナンシャルプランナーなどが保険やコスト高い投資信託などを売りつけることがあるのでそこは注意しましょう。
ライフプランを作るのは、単純に将来を予測するわけではありません。
エクセルでライフプランの表を作り、様々な数字を動かしながら、
例えば、
- 何歳まで働くべきであるか
- 世界一周クルーズの予算は取れるのか
- リフォームにどの程度かけるのか
など、自分で将来を考えるのがライフプランの目的なので、自分で作業をして作ってみましょう。
その時に全く数字が想定できないと困るので、そんな時はこんな本を使うのもいいのではないでしょうか
参考までに、いくつかの数字を同書から引用してご紹介しましょう
高齢夫婦無職世帯の家計収支です、可処分所得は18.3万円、消費支出は約23.8万円で約5.5万円が不足しています。
ゆとりあるセカンドライフの生活費としては最低日常生活費の22.0万円にゆとりのための上乗せ額12.8万円咥えた34.9万円をゆとりある老後の生活費と考えているとのこと
介護に要した費用は一時的な費用は平均で約80万円、月々の費用は平均で約7.9万円となっています。
介護を行った期間は介護を始めてから平均で4年11ヶ月です。
どうでしたか、想像が膨らみましたか。
ベストなソリューションはあなたがきちんと家計簿をつけていれば、家計簿から年間の収支予想などをしてみることです。
現役時代の1年間の家計を分析し、光熱費住宅費外食費など 区分に分けて考えてみましょう、退職をして安くできるものもありますよね。たとえば、
- 交際費などはかなり削れるでしょう。
- 外食費も抑えることができるかもしれません。
- 住居費などは退職後もそう変わらないでしょう。
この記事などを参考に、じっくり自分の将来を計算してみるのも、こころ豊かな定年退職ライフを過ごすために役に立つと思いますよ。
夫婦で一緒にやるのがお薦めです!