みなさんこんにちわ
安井宏@定年退職ブログです。
「あなたの頭の中の言葉を読み取るマシンをMITのチームが開発」という記事が流れてきました。
利用者が頭の中で考えた動作・意図を推定し、ネットワークを介して機械に伝える技術(BMI:Brain Machine Interface)については、日本でも盛んに研究が行われており、老眼に悩みながら、スマホ操作に苦戦するシニア世代にとって朗報かもしれません。
私が1980年に最初に職場に配属されたとき、文書作成は手書き文字がまだ主力で、上司からは「君は字が汚いのでボールペン習字を習え」と言われました。
考えてみれば、このブログ読者と想定する定年退職前後の世代は、インターネットやパソコンの発達とともに社会人生活を送ってきた、はじめてのシニア世代です。
私と同じような経験をした方も多いのではないでしょうか。
当時はコンピュータの入力もパンチカードでしたが、やがてキーボードが主力になりました。
画期的なGUI(Graphical User Interface)システムの発達とともに、マウスが普及し、もうそれ以上の入力方法はないと思われた時期もありました。
しかし、パソコンの機能が、スマートフォンに急速に代替され、フリック入力などが普及して今に至ります。
カフェなどに行くと隣の席の女子学生などが、目にもとまらぬ速さでスマホに入力するさまは、おじさん達には驚異でしかありません。
しかしながら、かつてと違い定年退職世代の生活の質を左右するのはIT活用です。
先日も、遠方にでかけた際にSNSでつぶやいていたら、それを見た友人から、「近くにいるなら飲みに行こう」と、簡単に誘われる時代になりました。
我が家でも、GoogleのスマートスピーカーであるGoogleHomeが活躍してますが、便利な機械は使い始めるともう後戻りはできません。
老眼にも負けず、ブツブツ呟くだけで入力できる音声入力は、私のようなブラインドタッチもフリック入力も不得手な人間には救世主です。
音声入力も色んな会社が製品を出していますが、Google音声入力が非常に優れているように思います。
GoogleHomeもそうですが、その音声認識力は驚異的です。
もちろん多少の修正は必要ですが、キーボードで打ち込むのに比べ格段に早く多量の文章を書くことができます。
マイクの付いているパソコンの場合は、ブラウザーとしてGoogle Cromeを使い、ツール-音声入力と進めば、マイクの絵が現れ、これをクリックすることで簡単に入力できます。今の所、GoogleCrome+Google音声入力+Googleドキュメントが相性が良いようです。
ただ、句読点が入らないなど多少の不満はあり、今後の改良が待たれるところです。
もちろん、アンドロイドスマホでも同様に利用でき、ブツブツ呟く場所を考えると、スマホの方が便利かもしれません。
音声入力の大きな欠点は、まわりにほかの人たちがいるところで音声アシスタントに話しかけたら、変な目で見られることです。ただ、音声認識の精度がいいのでスマホに小声で呟くだけでかなりの成果が得られます。
スマートスピーカーなどの音声コンピューティングが家の中で普及し始めたのには、この他人を気にするのが大きな理由だと思います。
家の中なら、スマートスピーカーに話しかけるとき、あまり他人を意識せずにすみますからね。
そういう意味で、冒頭で紹介した言葉を使わない、マシンに話しかけないデバイスの登場が待たれます。
顔や頭に変なデバイスをつけるのもこれまた問題で、普及しそうでしないメガネ型のコンピュータと同じ運命をたどるかもかもしれないですね。
いずれにしろ、常に好奇心を持ち続けITを使ったスマートで快適なシニアライフを満喫しましょう。